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命の日記
何も無い一日。
何者でもない日の、日記。
三途の川にいたのは、
奪衣婆だった。だつえば。
お金を持っていれば良いが、
無いと衣服を剥ぎ取られるらしい。
死んでからも金がいるのかと、
私は不条理に、目の奥が熱くなる。
しかも片目が、おかしい。
変な物が見えるようになった。
妖怪? 幽霊?私はカッコいいから、
物の怪と呼んでいる。
あれから何年も、
物の怪との因果と、戦っている。
命を燃やし、平和のために。
皆様、神仏に願う時は、
ただじゃ、聞いて貰えないかも
しれません。死んでなお金。
願いには、金がかかる。




