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銃弾やミサイル、核だけじゃない! 令和の「戦争の種類」

作者: 中将

 非常に簡単に申し上げますと、今あらゆる「戦争の形態」があるのですが、

 実は「スタンダードな戦争」しか語られていません。


 ということで、今回はどんな戦争の種類があるのか? について大枠なくくりで個人的な意見をまとめました。



1 スタンダード戦争


 皆さんが「戦争」と聞いて誰でも最初に思い浮かぶような、銃やミサイルやドローンなどの兵器を撃ち合い、直接的に血で血を洗う戦争です。


 ロシアやウクライナが今まさにやっている戦争で、「領土を奪ったり奪い返したりする戦争」と言えます。


 最もインパクトがある戦争であり、戦争体験として「凄惨さが語られる」代表格でもあります。


 ただ、直接的なスタンダードな戦争に関してはこれでも減少傾向にあり、1950~60年代には年平均6件あったのが、2000年代には1年に1件程度まで減少し90年代以降は「ロング・ピース」と表現することもあるようです。



2 長期的なゲリラ戦(テロとの戦い)


 アメリカが最も苦しんだ戦争。それがゲリラ戦です。


 敵か味方(現地部隊)か、民間人か? が判別がしにくく一掃してしまえば無差別殺戮だと言われてしまうために非常に気を使わなくてはいけません。


 また、戦争犯罪に当たる「民間人を盾」にしてテロ組織側も戦うために、より悲惨な結果になることもあります。


 こういった要素からアフガニスタンやイラクでは「戦争終結」を宣言した後もテロで万人単位での死者が出ているほどです。


 日本は安倍元首相が殺害された事件がありましたが、この戦争に関しては銃規制が強いために比較的強く安全な部類であると言えます(ただ、国土を守る意味ではゲリラ戦は有効なので、それが出来ない日本の場合は戦争を起こさせないことが最も重要と言えるでしょう)。



3 経済戦争


 これは日本が戦後アメリカと「貿易摩擦」と言う形で1970年代から今に至るまで問題になっています。

 80年代のバブル経済のきっかけとなった「プラザ合意」も貿易摩擦の要因として「過剰な円安」と指摘されたことが起因となりました。


 恐らくはアメリカで走っている日本車が多いと「屈辱」を感じるといった要素も大きいのかもしれません。


 でも、同質かそれ以上の製品を作ることが出来ないアメリカ企業側に問題を感じますけどね……。


 更に、2025年の日本は「9割アメリカが利益を得る80兆円の直接投資」と言う形でまたしても密かに敗北を期しました(そんな感じで報道はしていませんが)。


 人が直接的に倒れることは無いので(倒産による自殺はあるかもしれないですが)、その深刻さは語られることはありませんが、会社の利益または増税によってアメリカに投資されるので、国民負担は増えることでしょう。


 また、これとは少し違うかもしれませんが食料を巡る争い、食料争奪戦も密かに展開されており経済力が落ちつつ食料自給率が低い日本は危機的状況にあると言えるので、農家の戸別補償をするなどして即刻改善していくべきだと考えます。

 

 

4 情報戦・心理戦争(1と組み合わせたハイブリッド戦争の伏線)


 SNSでの“情報操作“を行い国民に心理的影響、社会混乱を引き起こさせるものです。


 これによって操作している側に有利な状況を引き出すことを目的とし、さらには“侵略の足掛かり“としての諜報工作活動の一環です。


 そんな陰謀論みたいな話、何の役に立つの? と思われるかもしれませんが、これは実際にロシアがウクライナに侵攻する前後でウクライナ国会議員の携帯電話を使用不能にする、ウクライナ政府のサイトをダウンさせるなどの活動を行なったほか、フェイクニュースを流す、SNSを用いた世論操作工作をしました(流した情報が稚拙でしたが)。


 「妙な気味が悪いトレンド」というのがSNSの上位に踊っていることがありますがそれは「情報戦の始まり」なのかもしれません……。



5 サイバー戦争


 今やほとんどの方がデジタルネットワークに毎日アクセスしていると思います。


 そう言った情報媒体に対して侵入、諜報、そして企業や政府機関のイントラネットに不正アクセスして技術情報や意思決定等のデータを収集、サービスの停止、もしくは破壊活動をするものです。


 日本ではサイバー防御能力が脆弱であり年6000億回の攻撃を受けており、度々政府機関や電子インフラがダウンしたりしています。(24年、25年にはKADOKAEA、JR東日本、大手金融機関、NTTなどが攻撃を受け一時サービスが停止しました)


 電子インフラが壊滅することで経済活動は完全にストップし、復旧に時間がかかれば大きな景気後退にも繋がります。


 これに関する防御は必須であると考えます。



6 宇宙(活用)戦争


 1960年~70年代にかけては米ソの月面着陸競争による「国力誇示」が主な目的となっていました。

 しかし、91年の湾岸戦争からはGPS・衛星通信・偵察衛星を総合利用し、「初の宇宙利用型戦争」と呼ばれる戦争になりました。


 ロシアとウクライナの戦いにおいてもスターリンクの活用などが戦争中の情報発信に活用されました。


 かつては「制空権」が大きな意味を持つと言われていましたが、このように宇宙利用が1の戦争にも大きな影響を与えるまでに至っています。


 日本においては宇宙開発においては打ち上げ失敗が多く、大きく出遅れている印象があるので「アメリカ様に頼るしかない」と言うのが悲しい現実だと思います。


(皆さんが「宇宙戦争」と聞いて真っ先に思うような宇宙戦艦やロボットがビームを打ち合うような戦争になるのはもっと先のことだと思います)



7 バイオ戦争


 やはり「命」がかかる医療、その最先端にあるバイオ技術の「争奪戦」は戦争に近い存在と言っても過言ではありません。


 製薬会社は欧米がほとんど握っており新型コロナ(COVID19)の際に供給網を巡って「ワクチン争奪戦」となりました。


 医療技術においても後進だった日本は供給において後手に回りましたが、

 世界で一番接種をした割には感染者数を抑えたとは言い難いと思います。


 そうなると、「何かの政策」が他の国より間違ったはずなので、きちんとした総括をしなくてはいけないと思うのですが、それを行おうという機運も高まりません。


 今回の新型コロナでも「敗戦した」と思っているのですが、「次のパンデミック」があったとしても「二重三重に敗北し続ける」ことが残念ながら確定している戦争なのかなと思っています。 


(化学兵器をばらまくバイオ戦争もあるとは思いますが、現状の情勢から見て分かりやすすぎてやりにくいでしょう)



◇個人で出来る「精神的」対策



 1と2以外の戦争はバタバタと人が倒れたり、空襲警報があったりするわけでは無いですし、

 目に見えない、定義が曖昧であることも多いために危機感が分かりにくいと思います。


 更には3以降の戦争については“いきなり来る“こともあり得る上に日本の対策が乏しいことから「起きてしまえば即敗色濃厚」という状況です。


 こんな時にどうすれば良いのか?


 正直なところ、個人のレベルではどうすることも出来ないので、

 とにかくパニックにならないことが大事だと思います。


 マスコミは新型コロナウイルスの初期のようにとにかく「煽り」を入れてきます。


 未知のウイルスだからと言って「感染=死」でもあるまいに、過度に煽って「〇〇県で初の感染者!」みたいな報道一色でした。


 読者数や閲覧数が増えればビジネスとして業績が上向くのでそう言った「営利的な側面」を読み解くことが大事だと思います。


 次に、サイバー攻撃などを受けてしまって壊滅的な被害を受けてしまった際にはどうしたらいいのか? と言いますと。


 「心構え」が大事だと思います。


 個人では「ヘンなサイトにアクセスしない」ぐらいしか備えることはできないので「無の境地」が大事だと思います。


 その際にもパニックにならずに冷静に対処し、最速で元通りにする方法を模索するべきだと思います。


 それと同時に政治家が対策を練らなかったことをしっかりと指摘していく必要があると思います。


 同じ過ちを繰り返させないために……。


 今後もこのような“様々な戦争”を防ぐためにどうしたらいいのかについて個人的な考えを発信していきますのでどうぞご覧ください。

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― 新着の感想 ―
今年有ったイベリア半島のEMP(恐らくイスラエルとバチカンに関する報道が原因)みたいな攻撃も被害が大きい現代戦争
お邪魔します。 今日も来ました。  1以外は「終戦」が無いのがイヤなところですね。  世界の経済循環の中に、経済活動の一環として終わらない形で組み込まれてしまった感があります。いつまでどんだけやるん…
新型コロナに関して言えば、日本は国土的に狭い平地に人が密集して住んでいるから、どうしても感染者数が増えやすかったのかな、と思ってます。個人的に。 だからこそ、ワクチン接種を強く広めて、感染後の症状抑制…
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