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壊れた世界の片隅で  作者: リア
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出会いⅠ

家をでた僕たちは次に行く場所を決め隣のまだ壊れきっていない街"デリアヌ"に移動することにした。

デリアヌは入国審査は厳しくないが過去が分からない母がいる僕達は間違いなく門前払いされてしまう。


そこで僕達は商人のフリをすることにした。

有り合わせの材料で作った荷車に母を乗せた。

審査は厳しくないので積荷もあまり詳しくは調べられないだろうし、荷車も今はボロボロのものしかないので怪しまれないだろう。


丸一日ほど歩きデリアヌに着いた。

門と呼ぶには物々しい出入口に着き僕と父は母を乗せた荷台を転がして街に入る許可証を貰いに行った。

当初の予定通り大した荷物チェックもされず許可証を貰えた。

どうやら兵士たちは近くで起きた小規模な争いに集中していていつもよりチェックは甘いようだった。


商人として街に入った僕達は怪しまれぬよう大通りで軽く屋店を開くことにした。

母はこの街には居ないはずなので先程借りた積荷を置く物置小屋に置いてきている。

主な収入源であり身元偽装の道具でもある店では主に近くで取れた食べられる野草を売っている。

この世界ではサラリーマンなどはもちろんスポーツ選手もいないので商人がメジャーな職業となっている。

野草も街から出たくない人からはありがたく高く売れるため食べられれば、多くはなくとも生活を送れるほどは稼ぐことが出来る。

自分にとってではなく相手にとって価値のあるものを考えろ

これは父から教えてもらった商人の基礎である。


商人の基礎を復習していたところどこか懐かしい雰囲気をした少女が野草を買いに来た。


貧しそうなボロボロの服を身にまとった少女はその服装とは結びつかないような美しい容姿をしていた。

僕は見とれて野草をすこし安くして売ってあげた。

少女は笑いながらお礼を言ってくれた。

その笑顔は言葉では表せないほどに美しくて僕の脳裏にしっかりと焼き付いた。


それからは毎日のように野草を売っていたが少女が現れることはなかった。

父とは野草の在庫が切れるであろう2週間後ほどにデリアヌを出ようよ話をしていた。


ーー1週間後デリアヌは争いに巻き込まれたーー

最近ですね、コーヒーエスプレッソを買いまして今はそれを飲みながら大まかな作品の地図を書いています笑

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