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表面

作者: えいじ

 人は表面しか見ない。常々私が思うことだ。

 私は人の目が気になるタイプで、例えば仕事をきちんとこなすとか人のいる前に限ってよく見られようと行動してしまう。そんな様子を見て周囲の人は、私を”真面目”な人だと言う。”真面目”は褒め言葉だと思われるかもしれないが、私にとっては違うのだ。私は忘れ物をすることもあるし、勉強もよくできる訳ではない。なのに”真面目”だと言われると私のことを、「失敗せずよく勉強をする手本のような優等生である。」と決めつけられているようでとても窮屈に感じる。人前では優等生っぽく振る舞っておきながらひどく自分勝手な言い分だと我ながら思う。しかし、「人は100%完璧になれないのだから外見をよくしておくだけでもまだましじゃないか」と思う偽善的な私の言い分はそれほど変じゃないと思っているのだから仕方がない。

 だから私は人は人の外面しか見ないと考え、真面目と言われるのを軽く捉えるようにしている。「家族や親しい友人なら内面まで知ってくれるのかもしれないが、さほど親しくない人は自分の表面しか知らず見ようとしない。だから真面目だと思われても仕方ないことだ。」と言う風にだ。

 もし真面目だと言われる、またはそれ以外にも人から勝手な立場で何か言われたり明らかに間違っているのに言い返せないような時があったら「人は自分の表面しか見ていないものだ。」と軽く考えてみてはどうかと私は思うのである。



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