③春を待つ ④掌
冬の風が 私を包んだ
少しよろめいて
冷たい壁にもたれる
ふらりふらりと歩む
私を掴んでくれる手は
もう消えて
モノクロームに写る景色は
季節のせいか
春に焦がれるのは
季節のせいか
失った季節は
いまだ帰らず
ぬくもり思い出しては
まだ動けないで
春が来るのを信じている
~春を待つ~
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手を繋ごう
あなたの体温と私の体温
温かくなってなんだか嬉しいね
嬉しい時は一緒にバンザイしよう
でも転ぶときは私1人
それでもいいんだ
大丈夫? と言いながら
手をさしのべて欲しい
私はその手を掴みながら
ありがとうって言うから
だからずっと
ただずっとそばで
繋いでいてね
気が利いた言葉はいらない
素晴らしい特別な物もいらない
ただ君だけ
ずっと手を繋いでいようね
ありがとう
~掌~
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