最初は誰だ
着替えた服は、一般的な体操服だった。
特に装飾もなく、真っ白に、首周りに青のライン。下は黒の短パン。
名前も書かれておらず、中学の時のより簡素だ。
更衣室から出て、元の待合室に戻る。
女子はまだのようだ。
今頃きゃっきゃうふふしてるんだろうなぁ、、、、。
10分後、女子たちは息を切らして戻ってきた。
格好は、ほとんど俺たち男子と同じ。
なんでブルマじゃないんだよぉ
まぁ可愛い女の子がハァハァ言ってたのはすごいいい光景だったからいいけどね。
「ん?どうした、なんか疲れた様子だな。」
輝御先輩は女子に聞いた。まぁたしかに、別れた時より疲れたような顔してる。
「い、いえ、お構いなく、、、、。」
そういえば、部屋の隅にいる女子、一人だけやけに興奮してるな。
メガネで、三つ編み。文学少女っぽいな。
うわ、めちゃめちゃニヤけてる。よだれが垂れそうなんだが、、、、。
「なるほど。大体読めた。じゃぁ元気そうなお前から移植を始めるか。」
「へっ?」
よだれをたらしかけてた女子は、輝御先輩に、一番最初だとご氏名を受け、呆けたような声を上げた。
「いやいやいやいや、私はこの余韻をまだ味わっていたいので後でいいです。」
「いやいやいやいやいや、お前が最初だ。気張れよ」
だんだんと女子と先輩の顔が逆転していく。
女子はなんだかよくないものを見たような顔に。
先輩は唇の端を釣り上げ、悪い笑みを。
うわぁ先輩も人が悪いなぁ、、、。まぁ俺でもこの人を指名したかもしれないけど。
「その後の順番はくじ引きな。最後になったやつは運がなかったと思え。」
そういって先輩は、俺たちにくじを渡していった。
くじは、お手製感満載で、宴会の時の王様ゲームに使われてそうなくじで、
わりばしの先に番号が書いてあり、それが円筒形の缶に入っている。
30本となると、結構ぎっしり入ってるな。
それをみんなで引いた。
俺は最後から三番目。運がないなぁ俺。けど残り物には福があるっていうし、待ってやるか。
「それじゃああとは好きにしていいぞ。10分くらいで終わるから、5分経った頃に次の順番の奴はこの部屋に戻ってこい。それと今晩お前らの歓迎会を予定してるから、楽しみにしてろよ。」
なんと!歓迎会!いい響きだ。やっぱ俺様のためだよなぁ、女子の先輩のダンスとかあるんだろうなぁ。そこで女子先輩が俺に恋しちゃったりなんかして。
うーん俺って罪なオトコ!
「お前らを盛大に迎えるために、他の奴らがせっせか準備してるから、体育館以外に出歩くんじゃねぇぞ。」
ふむ、せっかくのサプライズ、詮索は野暮ということだな。よかろう、この俺を楽しませることができるかな!
「前置きは長くなったが、そろそろ始めよう。」
「え、ちょっ先輩、私はあとでいいから、、、、。」
「ダメ、強制」
先輩は、文学少女を無理やり研究室に連れ込んでいった。
男女全員少々ばかりあっけに取られていたが、女子が呆れたような顔して体育館のほうに行ったので、俺たちも、体育館に行くことにした。
あの女子たちの反応からして、さっきの疲れはやっぱりあの子が原因だったんだろうなぁ
手の感触がどうとか言ってたよな。もしかして、、、、百合ってやつか!?
ん、あれ?誰もいない。
俺がこの推理(笑)にとらわれている間に、みんな体育館に行ってしまったみたいだ。
ならば俺も体育館に行こう。女子の揺れる双丘を拝めるために!
私の書き方って、書かなくてもいい描写がたくさん入ってるんでしょうね。だから進まないんだろうなぁ。正直添削ってのが滅茶苦茶苦手です。全部積み込みたい精神ってやつ