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死の商会の聖骸世界大戦  作者: 黒桜旅団:狂王エノモト
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死神城

 コウノスへは約十分で着いた。

 高速バスには初めて乗ったが、とても早く、バスの道中はとても快適で、朝が早かった俺は、眠気を催したが、寝そうになった時には、コウノス入りしていて、先輩がこの土地について色々教えてくれている。この土地の名前の由来だとか、ここらへんの名所だとか。しかし、いっこうに頭に入ってこない。

 うぅむ。やっぱ眠いわ。


「さて、お前たち。あれが今日からお前たちの過ごす場所だ。」


 ふと、輝御先輩が遠くを指さした。

 ファッ!なんじゃありゃ!


 眠気は一瞬にして吹き飛んだ。そこには、漫画やアニメに出てきそうな、荘厳な城があった。


「すごい。あれが“死神城”。」


 安直すぎない?その名前。たしかに魔王が住んでいそうな感じだが、、、、、、、


「要塞城ガルガンチュア。高さ百五十メートル、広さはサグラダファミリアと同等。まぁ戦場にもあれで行くから、メディアには“死神城”って呼ばれてるな。そっちの名前のほうがお前らには馴染み深いか?」


 確かに、何度か見た気がする。いや、あんまテレビとか見てなかったし、たぶん気のせいかも。だってあんなやばそうな城だったらふつう覚えてるし。


 死神城は、西洋風の城で、デザインはとげとげしく、まさに魔王城だ。四方は城壁で囲われているが、ただの城壁ではなく、バリスタが所狭しと並んだ、とてつもなく攻撃的な城壁だ。


「設計は、先代の死神のものだ。サグラダファミリアを意識してるらしい。戦場であれを見た敵兵は、思いっきり士気が下がるから、見てて面白いぞ。その点ではあのデザインは優秀だな。」


 先輩が不気味に笑う。敵兵の絶望した顔でも思い浮かべているのだろうか。

 しかし、確かにあれをどう攻めるかと考えれば、確かに士気が落ちるのも納得だ。だがそこまで考えられてのデザインじゃない気がする。あれ先代の趣味だよね。絶対。

 と、適当なことを考えていると、ついに、死神城についた。


 近くから見るとやっぱすげぇな。

 城門からして、簡単には壊れないということがよくわかる。なにげかなり高いし。

 バスが城門に近づくと、城門は勝手に開いた。バスはそのまま中へ入ってゆく。そして、玄関口前で止まった。


「はいみんな、降りますよ。すっごく広いから、迷わないようにちゃんとついてきてね。」


 輝御先輩にお姫様抱っこで、バスからおろしてもらった京子先輩は俺たちにそう指示した。

 あぁ京子先輩。あなたの声は天使のようです。そんなあなたを見逃すわけはありません!

 今日から天使様と共同生活!考えるだけで表情筋が緩んでくるぜ。

 俺以外も含め男子全員の目は輝いていた。


 

 死神城は、迷宮のような広さだった。

 エントランスホールの時点で、さっきのホール並みで、廊下も、かなり長い。

 だが、つくりはシンプルで、あまり入り組んだ配置にはなっていなかった。だが、それは地上部分だけだった。

 

 地下施設はとてつもなく入り組んでいた。

 少し道を間違えたら、即迷うような、絶望的な迷路。壁が白一色なので、方向感覚がどんどん薄れていく。

 先輩曰く


「スパイが入った時、ここで足止めさせることができる。」


らしい。


 力ではスパイごときには負けないんだとさ。そりゃそうか。

 学園最強だもんな。それくらいじゃないと、俺が入った意味がない!

 

 いくつか角を曲がり、一つの部屋に入る。そこで生体認証をし、隠し扉を開く。そしてその先でまた10分ほど歩き、やっと目的地にたどり着いたようだ。


《クリスタル研究室》と書かれている。



「おし、ここだ。ここでお前らにクリスタルを移植する。」

 


 ついに、ついに俺も力が手に入る!人間でありながら人間を超えた力。異能力を!


死神城をうまく想像できたでしょうか。

自分ではうまく書けてると思うんですが、読者の皆様が想像できなければ下手な文章だということですからね。

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