プロローグ
2099年4月1日、未曾有の大豪雨に紛れ、未知の結晶が全世界に降り落ちた。
後に「クリスタル≪聖骸≫」と呼ばれるこの結晶は、なんのリスクもなく無尽蔵にエネルギーを生み出すというとんでもない代物だった。
その事実を知った世界各国はクリスタルからエネルギーを取り出そうと躍起になる中、
『日本は一足先に量産に着手する。』
解析はなぜか比較的簡単に終わった。
そして、彼らはクリスタルの量産に乗り出す。
『それは見方によっては非人道的。』
まず、マウスの体内にクリスタルを移植する。
すると、クリスタルは移植された周辺の細胞を同じ物質へと変化させていき、最終的にマウス一匹をクリスタルへと変えてしまった。
『その過程の中で彼らは恐怖した。』
生物一匹の命が空から飛来した物質に吸収されてしまったのだから。
しかし彼らは恐怖と同時にある発見をした。
マウスがクリスタルへと変化する中、そのマウスは口から火を噴いたのだ。
そして考えた。
「人間に移植したらどうなるのか」と。
クリスタル研究チームは、マッドサイエンティストの集まりだったのだ。
これは極めて理不尽なゲーム
お前は一筋の光だ。希望だ。
生き残れ。覆せ。そしてすべてを救え、、、、、、、、
2110年 1月1日 ある夫婦の間に、その日、一つの命が誕生した。
その子供の名は聖。真見矢聖。
人が人でなくなった、次元を超越した戦いが始まる、、、、、、、、、、、。
読んでいただきありがとうございました。
物語はこれから始まります。楽しみにしていただけると幸いです。
初投稿作品で、拙い場所があるかと思いますが、これからよろしくお願いします。