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くじ引き能力で異世界冒険!  作者: 虹火/Kouka
序章
2/9

初戦闘 

第2話です。読んでいただきありがとうございます。


 俺は、目を覚ました。そして直ぐに右側に手を伸ばして時刻を確認しようとした。しかし、伸ばした先の手は空を切り自分の部屋にあるはずのない感触を感じ取った。


 「何だ。一体?」俺は、直ぐに得体のしれない恐怖を感じたためいきよいよく飛び起き周りを見渡す。それを見た瞬間俺の感じたものは、困惑と、恐怖だった。


 「ここ何処だよぉぉぉぉ!?」


 なぜなら、そこに広がっていたのは見渡す限りの草原だったのだから—


 俺は状況を確認するために、まず、どうしてこんなところにいるのかを思い出そうとした。そして、自分が死んだことと、それと同時にあの謎の白い空間での出来事を思い出す。一旦冷静になってこの出来事を整理してみることにした。そして俺はとある結論に行き着く。


 此処は異世界。それも、魔法のあるファンタジーまっしぐらの世界だということと、俺Tueeeが出来るだろうという事だ。しかしだ。このSPというのはチートなのだろうという事は、分かるのだけれど、このSPを除いたらどうだろうか? このほぼ平均13ぐらいのステータスがもし仮にチートだったらどうなってんだって話だ。そもそもlv.1と記載されているのだからもしかしたら、ステータスがインフレしていくのかもしれない。


 俺はそう思うことにした。


 良し! まずは、ここからどうしていけば良いのかがそもそも分からないな。というわけで、歩いてみることにしよう。

「何というか、空気がおいしく感じるな...。新鮮な感じがする」

 まず、周りをもう一度よく確認してみるか。俺の今立ってる場所はおそらく草原のほぼど真ん中。向いている方向には薄っすらと山が見える。右側は、地平線の彼方まで続いていそうなほどの草原が見え、太陽は右側に出ており、おそらく日の出だろう。草原を赤く照らしながらとても綺麗だ。左側も同じく。後ろ側には、山をバックにして、森が見えた。で、どっちいけば良いんだ?


 どうしようも無かったので、取り敢えず日の出ている右側に歩くことにした。


「ん?」


 歩いていると、前方から何かが近づいてきた。何だろうか? そいつが近づいてくるにつれて、何かが分かった。


 それは、ウサギだった。しかし、頭に角を生やしている。そして、徐々に迫ってきていた。


「ん? えっと、あれこっちに来てるよな?」


 すると、突然偽ウサギは、俺の方に飛び角を突き刺そうとしてきた。

「わっ!」

 俺は焦り必死に逃げる。そこで一旦冷静さを取り戻し背中に重みを感じたと共に剣がある事に気づいた。慎重に抜剣し、偽ウサギの方に鋒を向ける。突進を交わしながら、自分に落ち着け、大丈夫なはずだと心の中で暗示した。


「鑑定!」と声に出して偽ウサギの方に向かって叫んだ。すると、体の中から何かが抜けていく妙な感覚がした。

 その直後、そいつの横に白い世界で見たものと類似したウィンドウが表示された。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

名前:なし

種族:ホーンラビット

年齢:5歳5ヵ月

職業:なし


lv.6


体力:11/11

魔力:10/10

筋力:16

防御:8

魔功:9

魔防:10

俊敏:20

器用:12


スキル:火魔法lv.1[91/100],角術lv.3[744/900],戦術lv.2[43/400]


経験値:346/1611

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 自分よりレベル高くね!?


 あんまりな現実に若干神様への怒りが湧いてくる間にもウサギは襲ってくる。「あと少し、良し!」そして、俺はタイミングを見計らいウサギに向かって剣を払った。この時はまだ知らなかったがスキルによる補正があった。だが初めて剣を振るったこともあり、剣はウサギの胴体を掠め、白い羽毛が舞った。


「微妙だなあ。もうちょっとタイミング良くしないと不味いか」

そして、ウサギの動きに見切りをつける。

「はッ」

重量のある剣を覚束ない手つきではあったものの、見事に命中してウサギを深く切り裂いた。


 切り口からはウサギが生きている事を証明するかの如く、血飛沫が噴き出す。多量出血による死亡だろう。見届けるまでもなく、ウサギはピクリとも動かなくなった。


「はあ、終わった...。すばしっこ過ぎるだろ。それにしても、まさかウサギが襲ってくるとは思わなかったな。今頃だけど、なんか剣の振り方が頭にスッと入って来たな。どういうことだ? 剣道なんてしたことないのに」


 俺は、考え始めると直ぐに答えに行きついた。

「あ、そういえばステータスとかが有ったんだっけ、色々ありすぎて忘れちゃってたな。ステータスオープンって言えば開くのかな?」

 そして、疲れた体をちょっと休ませた後に言った。

「ステータスオープン!」

 しかし、目の前にステータスは表示されない。どういう事だろうか?

「ステータス表示! ステータス開示! ステータス一覧!」


 何で表示されないんだろ?

 そこで、ウサギに対して鑑定したときウィンドウが表示されていたことに気づいた。


「そっか! 自分に対して鑑定使えば良いのか。鑑定!」



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

名前 平和 要

種族:人族ホモ・サピエンス

年齢:16

職業:平和導師


lv.1


体力:14/14

魔力:10/12

筋力:14

防御:12

魔功:12

魔防:12

俊敏:9/12

器用:12


SP:鑑定lv.1[30/100],家生成lv.1[0/100],テイクオーバー、不老


スキル:異世界総言語、長剣術lv.2[47/400]


経験値:645/1000 PP:0    閉じる

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 経験値もちゃんと入ってるな。今のところは、まだよく分からないけど...




更新頻度は低くなると思います。ご了承ください。

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