お母さん
「う、うく……だってよ俺本当は孤児院で働きたかったんだけどこの見た目だろ?こんな所しかなかったんだけど売られてく子供を見ると辛いんだ……。」
「ばかだねぇ最初は怖がるそれは仕方ない、でもそこで辞めたら試合終了だよ?子供を笑顔にして、ちゃんとした親を見つけたらいいさね。頑張んな。」
ふふ、本当に幾つになっても子供だねぇ。
「ありがとう母ちゃん俺頑張るよ!。」
「病気に成るじゃないよ、ちゃんと野菜食べるだよ!………はい次の方どうぞー」
「何をどうしたら、こうなるんだい優君いやオカン。」
「フッ、悪乗りと運命の導きに会ってかな……!ごめんなさいウソです報酬が良かったからですだからデコピンはやめてくれ!!」
サークには、男逹の列がなくなるまで少しまって貰い最初から順に話す事にした。あ、支配人意外に猫好きだったんだな。
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数十分前
「なんだぁ坊主ちょっと変な力あるが弱っえぇなぁー。」
「そんな、何で効かないんだ?」
おかしいマッサージのスキルは確かに使ってたはずなのに効いてないなんて。
「まっ俺の強化のほうが坊主より上だったて事だ!だはははは!」
「強化?もしかして強化中の相手だと効きづらいのか。」
くそ!確かに力んだ様子なく悠々と涼しい顔で勝たれたのはそのせいか、なんかムカつく!。
何とか一泡ふかせる方法はないかと考えて、もしかしたらとオークの集落から出て確認してなかったステータスプレートを見てまだ希望があると手を握る。
「もう一回勝負だ!!」
「威勢がいいねぇ、坊主そう言う奴は好きだぜ飽きるまでやってやるよ、勝つのは俺だかな!」
腕を組始まりの合図であるシズカの鳴き声を待つ間に秘策をうつ。
「………。」
「ん?なんか言ったかぼ、お、ず?」
「キュン。」
今だ!!
ガシッ
へ?
「母ちゃん、母ちゃんだ!何で此処に?……いや理由聞かねぇ俺母ちゃんとの約束守ったぜ、妹は結婚して幸せな生活してるぜ。」
なんだこの気持ちは?あり得ないはずの気持ちが溢れてくる?!。
パシ!
「母ちゃん?」
「ばか、大ばかだよ!妹だけ幸せになってどうするのさ!あんたが幸せになって初めて母ちゃん安心するんだよぉ。」
言葉が勝手に溢れるそして何故か感動的な場面、良しここままやってやろう!
「だ、だけどよこんな俺に惚れてくれる奴なんて……。」
「はぁ、近所のお姉さん逹に告白してた勢いはどうしたい、惚れて貰うんじゃない惚れさせるだよ!!駄目な時は………奴隷の娘で良いじゃないさ。」
鼻水と涙でぐしゃぐしゃな顔で嗚咽しなが首肯くこいつは意外といい奴なんだと思うが、ごめんその性格じゃあ彼女が出来るなんてちょっと思えないわ。
「ありがとう母ちゃん俺の事割かし好きそうな奴隷のお嫁さん探すよ。」
「が、頑張んな!」
ガシッと抱きしめられる俺………もう限界です。
「母ちゃん俺がんば……。」
「いい加減離れろ!暑苦しんだよ!!」
「母ちゃん?!」