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7話 騙されたら負け

サークに聞いた話だと奴隷にはいくつか種類がる、借金奴隷・身売り奴隷・労働奴隷・性奴隷。

借金奴隷以外は決めた期間中は逃げれない以外の制約はほぼないし買い手を選び交渉が出来る、売れないなら奴隷解除でさようならと追い出されるとちょっと派遣社員ぽい感じらしいが闇奴隷は主に犯罪者、人権すらないと聞いた。


そして今は厳つい男逹に囲まれてびくびくしていた。


「……止まれここより先にはなにもない帰れ、それとも死にたいか?」

「『無いとこより出るは無駄のない人形逹』さて通してくれ。」


「はっ、おいお通ししろ客だ。」


厳つい男逹はサークの言葉で揉み手して通してくれたが、俺には哀れみの顔をされた、俺売られないから大丈夫ですよ。


暫くいりくんだ道を進むとトンネルの道となり地下に向かい辺りには異様な空気が漂いシズカが怖がるので宥めてると重厚な門前に着いた。


「いやはや、初めまして私はここの支配人のバインダと申します。さて今日の要件は?」


チラリと俺とシズカを見て目を光らす男にサークは首をふった。


「珍しいだろうけど、売りは情報、買いは奴隷だよ。」

「ほほ、情報とはどんなのですかな?」


此処でもサークは耳打ちをすると支配人は驚きと疑いの目でサークを見る。


「真実なら確かにどんな物にも代えがたいでしょう……。ですが証明できますかな?」

「ジャルは最近他所か勧誘があった、ズィアは怪しげまぁ同業からの探りでしょう。確めて貰えば分かりますよ。」


支配人はすぐ確めに人をやり数分すると額に汗をかいた男が耳打ちすると支配人は大きく首肯き本当だと確信したようだ。

サークは何時調べたんだろ?


「サーク様のおっしゃる通りでした、ですが内容が内容ですので外部と遮断された部屋にて魔法契約と此方で扱う商品の目録をお見せします。」

「目録は一応見ておくかな、優君は此処でお留守番だよ。」

「え、一緒には駄目なの?」


とても気になる内容が聞けないとはサークはなに考えてるんだ。


「優君は勇ましいね知ったら狙われる相手追加だと言うのに、支配人彼も。」

「シズカ独りは怖いって?しょうがないなぁー。サーク行ってらっしゃい。」


首をふるふるするシズカを、宥めて撫でてやると目を細めて気持ち良さそうだ。ジトメじゃないよ?


支配人と一緒に苦笑して建物に入って行き姿が見えなくなった時スレ違いで暇そうなゴツイ男が出て来た。


「あん?ようお前暇そうだな、ちょいと俺と遊ぼうや。」

「え、いや俺は……。」


いやいや、あんたカモが来たてきな目をしてるのに遊ぶとかないって。


「賭けとかはしないって只の暇潰しだ、そうだなそっちが勝ったらこのマジックアイテムやるよ。」

「そ、そいつはまさか!!」

「効果は手の疲労穏和ってショボいが、このデザインだ男ならぁぁ欲しいだろ?」


「その誘い承った!!」


すごいまさか此処であの一度は着けてみたいアイテムが有るなんて。


「勝負は腕相撲、勝ったらこの指ぬきグローブやるぜ!」

「おおお!………腕相撲?」


勢いで近くのテーブルでガシッと始まる姿勢で気づいた。

こいつ勝って優越感に浸りたいだけじゃん!!






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