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3話 安らぎは最強

俺は酷く荒い息を吐いた身体は疲労で動けなくなる寸前で、もう駄目だと思ったが気力振り絞る。


「フヒィィ~ン」

「フヒィ、フヒィ」


「く、これで最後だ!!」

「キ、キモチイィィフヒィーン!!」


集落中心部には動けなくなったオーク共が転がり荒い息を吐いていた。


「ほいほいほーい、と良しお仕事完了と。そっちもお疲れ様、優君。」


ぽんぽんとオーク共の口に紫の団子を入れ此方にくるサークを見て安堵して倒れこんだ。



「あーしんどい…………ふ、ふふはははは!!やった、生き残った !!」

「ふふ!そうだね、俺も1人なら死んでたかも知れない依頼だったよ、まさか誰も作戦通りに来ないなんて今も信じられないねぇ。多分俺達は嵌められたんだろうね“帝国”に。アハハ!」


もう死亡フラグが見えそうな相手に何故狙われるのかとサークとオーク逹が全滅したのを見てお互いに笑い声しか出せなかった。


「アハハ!ハ~……今回オークに捕まった奴らを調べたら奴隷と国に疎まれた人達が殆んどだったつまりは……。」

「厄介払いにオーク逹を利用したか……やだなこれもう生き残っても暗殺される未来しかないじゃん。」


何故知らない世界で国に狙われオークに犯されかけなければならないんだよ。


「一番狙われるのは優君だろね、今魔族を滅ばす為に秘密裏に沢山の勇者を秘術で天から呼び出した【アタク帝国】は後一年すれば戦争準備万端で、今平和の魔法使いなんかに出てこられると困るんだよね。」


「ピースマジャンは実は“安らぎ”という意味だったなんて言っても聞かないだろうなぁ。」

「危険性の在るなら、ハイ死んでが今の帝国だからねぇ。」


そう俺はサークに魔力の使い方を教わり自分のステータスプレート特性である魔力を流すと使える技や魔法が見えるやり方を教わり試すと浮かんだスキルがこんなだった。


【マッサージ】

魔力と体力を消費する。触れた箇所の凝りと疲労をとる。*頭部にこれを使うと全神経、筋肉が弛緩する為注意。


最初は平和って言われたからもっと触れた武器を破壊とか闘志を無くすなんてものだと思ったけど現実は残酷だった。

今回はオークの婚礼の儀式の作法、『頬に触れてキス』するという習性に助けられた。


「それでこれからどうしよ?」

「う~ん……良しお隣の大陸に行こう。」





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