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食うか喰われるか

最後の大仕事が終わり、領主や此処で知り合った者達に見送られてシズカが引く馬車で街を後にした俺の気持ちは……。


「うぷっ……気持ち悪い飲み過ぎた。」

「お父さん大丈夫?」

「ユウがそこまでする必要は有りませんのに、もう少し考えて行動した方が宜しいですわよ?」

「優君のそういうとこは訓練では変わらなかったようで僕は残念だよ。」


「キュウ?」


優しく俺の背を擦ってくれるシュキはやはり天使だ、お父さんできる娘を持てて幸せです。

癒しはシズカとシュキだね。

あきれ果てた目で俺を見る二人とは大違いだ、仕方ないだろ?兵士処か役人までぞろぞろ来たんだ、日本は断るのが苦手なのです。


「それで遺跡のある山に向かっているようですけど?」

「ワイバーン殺す?」

「今の俺だとワイバーンに殺される自信があるぞ。」

「すぐに分かるよ。」


サークには考えがあるようだ、山に向かう道が二股に別れて最短距離は森を抜ける道みたいだ。


ギャァァギャァァ!!

グルル!!


「俺の本能が森は危険と叫んでるんですけど!。」

「木が空飛んでる。」

「きっとレッドゴングと飛竜が戦ってるんですわ。教会で聞きましたけどあの森は危険度Aランクの魔物が繁殖期に集まる場所で人が森に入らない限りは襲われないようですが…。」


「優君の本能は魔物の声で目覚める寝坊助なんだね。まぁ心配しないで大丈夫だよ。」


サークは怖がるシズカに何かを食べさせると怖がっていたのが嘘のように元気いっぱいで森に突入した。

森の中は薄暗く地鳴りと凶暴な叫び声が響き渡っている。


「なにやら違和感だらけの森ですわね?」

「ドラゴンでる?」

「?!、今あっちでドバッと何か飛び散ったぞ!?大丈夫なのか!!」


「大丈夫さ、………馬車を降りなければね。」


そう言ってサークがどこからか取り出した骨付き肉を空高く投げると驚異的な光景がみえた。


パシ!

「キキ!」

バグ!

「シュシュ!」

ガシ!

「ガー!!」

ガツ!!

「グルル!!」



猿⇒大蛇⇒ワイバーン⇒ドラゴンと食物連鎖を目撃して口をあんぐりと空けているしかない衝撃的を受けた。


絶対降りないぞ !!

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