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模擬戦

俺達の疑問にサークは解決法があると言いきり明日の昼にこの街より旅立つ事が決まった。

そしていよいよこの街とさよならする日になる。


ギンギギーン!


「はぁ!!」

「グッ!!」


朝方の修練所に響く金属音そこで二人が模擬戦を行っていた。

刃を潰した片手剣を無駄のない動きで切りつけて来るジャン。そしてダガーと細工が施された白いナイフで剣を弾き切りつけ、小刻みのステップでジャンを翻弄する俺。


今は訓練なので刃を潰ししたのを使っている。


ジャンの隙をつこうするがその都度盾の動きによる視角誘導が邪魔してなかなか難しい。



「なかなかやるな!ジャン良い動きじゃないか!!」

「ユウこそ不規則な動きで全然当たらないよ!」


ニヤリと笑い動きを止めお互いに距離をとる、流石にこれ以上は身体に影響がでる為、次の攻防で決着を付けるためだ。


一呼吸した後一直線に俺は姿勢を低くし身体を捻るようにし威力を乗せた打ち込みをフェイントを混ぜて放つがジャンは盾に角度を付け俺の斬撃を受け流し背後をとったジャンが俺に模擬剣を叩き付ける。


「もらった!」

「こっちがな!!」


シュルル


「あ、しまっ?!」


だが、俺は白いナイフの“刀身”を盾に投げつけるとナイフの刀身が粘着性のあるクモの糸状になり盾にを絡めとる、そして糸と繋がるナイフの柄を引っ張りジャンの態勢を崩した。

剣は軌道を乱した事で俺の片ギリギリでそれ、俺は素早く懐に入りジャンの頭に手をおいた。


「俺の勝ちだな!」

「あーあ、最後くらい勝ちたかったなぁ。何でそんなオモチャが役立つのか、僕には謎だよ。」


実は俺の使ってた特殊ナイフは殺傷力なしの変わったナイフその名も。


「【 粘着ナイフ】実験成功だ。」


闇奴隷商でもらった戦利品の一つ、効果は魔力を込め目標に振るうと刀身がゴムのように伸びて強力な粘着性で捕らえるが伸びてから三秒で元の状態に解除する為使い処の難しいマジックアイテムである。

ジャンと笑い会い握手してしみじみ思う、此処での濃厚な時間はきっと俺を成長させたんだろう。


「おい!此処を出るんだってな、なら最後にマサージしてくれ!!」

「うわ、本当かよなら俺も!!」

「うふ、最後に感じさせてくれよ!!」


特に旅立ち事を伝えてなかったが、わらわらと俺のマサージを受けに兵士達が集まって来た。


「うし!!やってやろうじゃないか!」


気合いを入れマジックポーションを準備し最後の大仕事をする事にした、だが絶対に最後に喋った奴にはしてやらないぞ!!






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