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サークは凄かった

流石にもう目を反らしてる事は出来ない、サークは実は何者なのか聞かないといけない。


「なぁ、サークって実は何者?」

「世界の観察者だね。」

「覗き見?」

「よく分かりませんわ。」


世界の観察者?何かの比喩?


「はは!シュキが一番近いかな?こう見えてけっこう長生きでね、総合すると観察者、少し前までは帝国の裏側で働く先帝サールが最も信頼する暗殺者だった。」


「「?!」」

「敵?なら殺る!。」


驚きで硬直する俺達を他所にシュキは素早くサークの懐に入り。


ギシ


「勇敢と無謀は違うよ?シュキ。」

「あ、ううぅぅ。」


何だ何をシュキにした?サークは敵なのか??


「サークお前は。」

「敵じゃないよ、そもそも敵なら既に殺してるさ。シュキには殺気を飛ばしただけだからね。」

「殺気だけで?そんな事を出来るのは……。」


倒れるシュキを庇うようにサークから隠しマッサージを掛けるとシュキは震えて俺の腰に抱きつく、こんなに怖がった姿は初めだ。


「察し通りだよ、【臨界者】。優君に分かりやすくいうとレベルの限界まで上がった者さ。僕が本気を出せれば国一つくらいは1週間で滅ぼせるよ。」


「そんな?!私達とは只の遊びで一緒にいたのですの?」

「ずっと不思議だった事が漸く分かった、こっちの世界に来た時の記憶がないのはサークあんたの仕業だったんだな!」


そう記憶がないのだ、着てたはずの学生服はなく、こっちの普通着を最初から着ていたのはおかし過ぎる、それに……あれ何だっけ?


「えっ?違うけど。人の話を聞いてたかい?『本気を出せれば』てっ言ったよね?残念だけど契約違反で大部分の力は封印状態だよ。こんな事ならもっと文面を考えるべきだったね。」


「あれ?そう言えばサークの戦うとこ見たことないな。」

「言われるとそうですわね。」

「サーク今まで弱かった。」


シュキは悔しげに呟いている、最近は負けっぱなしだからな。


「契約の内容を分かりやすく言うと『皇帝と帝国を裏切らない。』って内容なんだけどオークの集落で優君を助けた事で見事違反してね。」


「え!いやまてサークはいつから俺の事を知ってたんだ?!」


助けたから契約違反したなら前から知ってた事になる、なら何故記憶がないのか分かるかも知れない。


「期待させて悪いけど優君とはオークの集落でが最初だよ、何せ当初の僕の仕事は暗殺対象者がオークに殺されたように見せる事でね。数人程証言者を残して依頼成功だったけど……。」


「あ、助けが来なかった。」


「来なかっただけじゃない、暗殺対象者から優君が皇帝の第二皇女を襲った帝国の反逆者と教えられてさんざんだったよ。」


















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