さよなら甘い俺
朝目覚めるとお腹がズキリと痛み昨日の事が夢ではなかったのが分かる、どんな顔をしてミズハに会えば………。
「ユウ、おはようございますわ。」
「うぉい?!」
「うぉい?」
「……?!」
目を開けるとミズハが至近距離で覗きこんでいた、驚いて声を上げたら同じベットで横になるシュキと目があってしまった、おかげで目が覚めたけど。
「ユウから邪な気配を感じ祓ったのですがご気分は良いかがです?」
「うん、大丈夫大丈夫!ほんと大丈夫だようん……はは!成る程帝国め!いつの間に呪いを掛けたのやら本当に困った連中だよ。」
「帝国は敵、合ったら潰す。」
ミズハの言葉が俺の良心を抉るが助かりました呪った方、危うく人としてバカな事するところだった。
「邪ですが頑なな想いでした……おそらくユウを好いてる知合いの方なのでしょう。ですからできれば探してあげて下さいませ。」
「お父さんについてく。」
「………女の子である事を願う、シュキもありがとう。」
俺の友人なんて男ばかりだ、さほど仲良くはない女性の知合いはけっこういるけど。
男ならシュキがついていればぶっ飛ばして貰おう。
………なんか大事な事忘れてる気がするけどそれは命の危機がなくなってから考えてよう。
身支度を済ませ (着替えは別)て控えていたメイドに案内され応接室に入るの既にサークと領主、それに元盗賊の少年がいた、そう言えば少年の名前ってなんだろ?
「来たね、ではジョンと優君それにシュキはそのままそこの軍師シュバル・キリツ殿に訓練されておいで。」
「シュバルだ、我輩の訓練は優しくないぞ覚悟するように。」
「はい、宜しくお願い……はい?」
「お父さんと訓練楽しみ。」
トントン拍子に話が進んでるけど、どういう事?
「私は訓練しなくて宜しいですの?」
「ミズハには当然この街の司教に合って聖魔法を学んで貰うよ。此処の教会が崇める神は、君の神とは相性が良いはずだから心配入らない。後でシスターが来るから詳しく聞くと言い。」
「サーク殿と話し合い、君達をしばらく匿うことに決めたのだこちらにも十分なメリットがあるようだからな。」
領主はシュキと特に俺をよく見て笑う。
分かってましたよ、またマッサージ屋開業ですね。
俺とジョン君はシュバル軍師にガッシリと小脇に抱えられドナドナされて訓練される事にシュキはニコニコ俺の顔を見て付いて来るけどそんなに俺をみて楽しいのか?
「貴様達二人は貧弱だ!普通の訓練では時間不足、普通なら人格が代わる訓練だが、ユウには疲労を癒す力が有ると聞く、おそらく大丈夫だろ。」
「ユウさんがいて良かったです。」
「お父さん、癒し最強。」
「昨日までの俺さよなら、こんにちは新しい俺……。」
俺まだ自分を癒す事出来ないんだ。




