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少年は英雄に

シュテンラル遺跡に一番近い街、【シーシュ】そこに付いた時には門前は大騒ぎになっていた。


「お前良く無事で心配したんだぞ!。」

「お母さん!」

「頭領良かった、死んでしまったかと!」

「早く家に行け!奥さん自殺しそうだぞ!!」



当たり前だよな、50人近くが歩けば遠くからでも分かる。

後おじさん呑気にサークと握手してないで早く家に行けよ!

でも本番はここからなんだよなぁ、上手く行くだろうか?


「シーシュの民達よ、道をあけよ!!街の領主トボ・エール様が英雄にお会いになる!」


とても身なり良い男性が声を張り上げ、皆が道をあけるとガッシリした体格でチョビヒゲの男が馬に跨がり現れる。

「うむ、皆楽にな、そして此度の大盗賊団を討伐した功労者はどちらかな?」


領主のトボは見渡し何かに気付いたのかサークを見つめるとこちらに来た。


「そなたが大盗賊団を討伐したのだな、大義である。」

「俺ではありません、あちらの少年こそが殆どの盗賊を討伐した者。俺達は少し手を貸しただけに過ぎません。」


領主はニコリと笑うサークをじっと見つめた後小さく口を動かし、サークは手を小さく動かしていた何だろ手話?


「うむ、嘘の目ではないなでは功労者である少年、そして手助けした諸君等を我が屋敷に招待しよう。」

「有り難きお言葉、ですがその前にこの者達の治療をお願いしたい。」


サークは馬車の中より虚ろの目をして手足を縛ったロークとその取り巻きを領主に見せると、領主のそばにいた一人がもの凄形相でこちらを睨んできた。

「この者は帝国の大臣の息子ロークではないか!貴様等大臣の息子に何をした!さては貴様等が本当の大盗賊団の頭領だな?ローク様に罪を擦り付け自分たちは栄光をえる。浅ましい考えをする盗賊が考えそうな事だ!。

領主様この者達の首を帝国に差出さねば戦争なりますぞ!!」


「おおお、流石領主様の右腕ナカカ様、しかし彼方の顔をどこかで見ましたね?そう確か10年前、帝国大臣の邸宅でその時はブルニと名乗って居られたが。」


「ナカカこれはどういう事だ?」

「出鱈目を何か証拠でもあるのか!」


サークは澄ました顔でロークにナカカが見えるように身体をずらすと、ロークの虚ろの目がナカカを捕えすがる声をだす。


「ブルニ早く帝国に帰りたい!早くこの悪夢を消してくれ!!」

「ブルニ様、お助けください!」

「ブルニ様、お助けを!」


「っとこのように我々が助け出し目覚めてからこの調子で参ってます。」



目頭を抑えるサークだけど口元がわずかに震えてる笑い堪えてるよ俺達も口元を手で抑えて堪えてるけどね。

ローク達にサークが“お話し”してからあんな感じに成った。


「ナカカ貴様が内通者だったとはな、捕まえろ!。」

「く、おのれ!!」


衛兵達は困惑気だか領主からの命令だとナカカを捕らえようとするがナカカは懐からナイフを出して、此方に来た?!


グッ


「貴様には人質になって貰う。」

「え、え?マジで?!」

「お父さん!!」

「ご主人様?!」


ナカカは一番弱そうな俺を狙ったのかくそ!早く何とかしないと、ナカカに殺られる前に今手を握りしめたシュキにまとめて殺れる!


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