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seek right  作者: ノラネコ
1章
21/31

20.スロフリバ

先週はGW休み頂きました(勝手に)




話が動く♪


やっと、書きたいことが書けるようになってくる~


読んでる人いるのかわからないけどw


是非是非、評価、コメント、ブックマークお願いします


コメントを書き込むと私のやる気が上がり更新速度が上がります()

「こいつはスロフリバ、世間を騒がせてる"狂勇者"だ」


「狂勇者って……やっぱり人殺しじゃないですか!なんでケイプウッドさん平然としてるんですか!?」


「落ち着いて最後まで話を聞けって……

なぁ、キョウヤ……勇者を使って利権ばかりを求める役人や商人、それらと結託して好き勝手やる勇者

お前はこれらをどう思う?」


「突然、何の話ですか!?

今はそんな話をしてる場合じゃあ………」


「そういうやつらだけを殺してるんだよ、こいつは」


「それでも……殺すのはやり過ぎじゃないですか?」


「そいつらは役人と結託してるんだぜ?

そいつらが有罪になると思うか?」


「それは……」


「そういうことだよ、強引すぎると思うかもしれない、でも悠長なことやってれば犠牲はどんどん増える

そして犠牲になるのはいつだって民なんだよ」


確かにこの人が……スロフリバさんがいなければ俺とリゼリアはどうなっていたかわからない


いつまで自分は日本にいた頃の考えのままいるのだろう


お婆さんの件だって、下手すればお婆さんは死んでいたかも知れなかった


日本と違って国民主権ではないんだ、甘いことをいつまでも言ってられないのかもしれない


「俺たちは秘密を明かした今度はお前の番だ

こっちもお前に聞きたいことがあったんだ、キョウヤ

お前は記憶喪失なんて言ってたけどそうじゃないんだろ?

俺は地図の外から来たと踏んでるんだがどうだ?」


おしい、確かに地図の外ではあるがその規模ではない


「信じてもらえるかわかりませんが、地図の外というか別の世界から私は来ました

ここは言葉も文化も何もかもが私のいた世界とは異なっています」


「ほぉ…」と今まで黙っていたスロフリバさんが感嘆して薄く笑みを浮かべる


「これは……なんとも……予想の斜め上を行く答えだな」


「私としてはケイプウッドさんの観察眼に驚かされてますけどね」


「外したけどな」


ケイプウッドさんは苦笑いをして手をヒラヒラと振る


「それでスロフリバさんはなんでここに?」


「別に……ただ寝に来ただけ」


「え、ここの宿泊客なんですか?」


「他に泊まれる宿があると思うか?」


「で、ですよねー」


え、怖いんだけど……


いや、よく考えたら出会い頭に切りつけたわけだし、助けてもらった時もお礼も言わずに逃げ出してしまったわけだから失礼なのは俺の方か……


「その……すみませんでした、突然襲い掛かってしまって……

それと助けていただきありがとうございました、スロフリバさんがいなかったら今頃どうなっていたかわかりません、それなのに逃げてしまってほんと、すみません……」


「いつものことだ、慣れてるし構わない」


「リバは悪人顔だもんなー」


ケイプウッドさんが茶化すように言って笑う


「今回は理解者が増えたことに免じて何も言わないでおく」


スロフリバさんはそう言って肩を竦める


「そうそう、言った通りだろ?キョウヤは理解してくれるって、誰かさんが説明する前に見られたせいでこんな形にはなっちまったけどな」


あぁ、ケイプウッドさんは信じてくれていたんだ


それが捨てきれなかった元の世界の倫理観と決別する最後の一押しになった


「お二人の考え方には納得しました。

ですが私はお二人のように強くはありませんし、これといった特技は有りません

ですから力になれることは何も無いかもしれませんが人手が必要だったり何かありましたらいつでも言ってください

そしてこの事は絶対に口外しないと約束します」


口にすると一層気持ちが固まった


そうだ、俺は人の役に立ちたくて神様に斡旋されてこの世界に来たんだ。


命を懸けて国一つ位変えてやろう


世界を越えてきたんだ、それぐらいの気概でやってやろう


覚悟をした


狂った法に逆らう覚悟を、元の世界の常識を捨てる覚悟を、殺しを容認する覚悟を……


自分の思う正しさを探し求めて

題名を拾う引きがやりたかった()

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