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捨てられ勇者の奮闘記  作者: 肉付き骨
飛ばされて異世界
5/19

ぼくのかんがえたさいきょうのおうち

「やめてくださいタカヤ!顔を上げてくださいっ」


「おわっ!?」


 体が浮いた感じがしたので、魔法かと思い目を開くと、レイに襟を持ち上げられていた。

 しかも片手で。


「力強っ!」


「あ、ごめんなさいっ、すぐ下ろします!」


 ゆっくりと下ろされ、着陸。

 ヤバイ、ちょっと足震えてる。


「びっくりした…ビスティアはみんなこんなに力が強いのか?」


「そうですね…これでも弱い方ではないかと思いますね。もしかしてタカヤは力の強い女の子は嫌い…ですか?」


 あ、尻尾下がった。普通女の子に力強いとかタブーだろ!と心の中で自分に往復ビンタをかます。

 なんとかフォローしようと言葉を探すが、なかなかいいのが見つからない。


「いやいやそんなことはないよ?同行してくれるんだからむしろありがたいよ?」


 これじゃフォローになってないっすよ。

 泣かせてしまうのではないかとオロオロしてしまう。


「本当ですか?よかった…」


 レイの尻尾が持ち上がったのを見て一安心。ほっと胸を撫で下ろした。


「そういえば、魔法の使い方でしたね」


「あ、そうだったな」


 おっと危ない。土下座損するところだった。

 魔法というと、やはり呪文詠唱とか(いん)を結んだりするのだろうか。

 ゲームみたいに短い呪文唱えるだけなら楽勝なのにな。


「慣れれば簡単ですよ。使いたい魔法を強くイメージするんです」


「使いたい魔法って、何でもいいのか?」


「はい、何でも。まったく同じ魔法なんてそうそうありませんから」


 予想以上に簡単だが、そう言われると使いたい魔法が多すぎて迷ってしまう。

 とりあえず、『天空三部作』などで有名なあのゲームにも登場する、不意に浮かんだ勇者専用魔法(最近は魔物も使うことがある)を強くイメージした。


「でも、もしかしたら今はそんな大規模なものは発動できな…」


「雷撃とか?」


 瞬間、眩い光と轟音。


 そして、立方体を組み合わせたようなあの建造物に、直撃。


「ま、マイホーム!!!」


「きゃっ!」


 我が家を失ったショックにくずおれる。


「さよならマイホーム……短い付き合いだったけど……世話になったな……」


 うずくまったまま若き我が家に黙祷。

 本当にごめんなさい。

 アルマジロのように丸まっていると、レイが嘆息するのが聞こえた。


「すごいですね、あのゴーレム…」


「……すごいって何が…?」


 壊れっぷりとかだろうか。なにそれヒドイ。

 しかし予想に反する返答。


「ほぼ無傷ですよ?」


「は?いやいやそんなわけ…」


 まさかと思い我が家跡地を振り返ると、ウォンデルに来た時から変わらない姿(所々煤けていたが)で立って、いや、建っていた。


「ホンマや」


 思わず有名司会者のモノマネをしてしまうほどの驚きだ。


「今のは雷魔法ですね。しかも特大の!」


「あ、そうだ。雷じゃん。なら大丈夫なはずだよ」


 雷で崩壊する家なんぞに住んでたまるか。

 どうも、肉付き骨です。

 一から書き換えました…

 どうやら原因は記号の『丸』だったようです。自己解決。こんなんじゃパロディーしにくくて辛い!まぁ、やらなきゃいいんですかね。

 原因が判明致しましたので、続行できそうです。お騒がせしましたm(__)m

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