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捨てられ勇者の奮闘記  作者: 肉付き骨
オーガの進攻
18/19

戦場へ走る

「ぜぇ…俺はっ……馬鹿か…ぜぇ…」


 スピリトが体に宿ったとはいえ、身体能力は向上していないようだ。全力疾走するんじゃなかった。


 最初からクライマックスだぜ!


 もちろん悪い意味で。

 このままでは戦場に着く前に行き倒れてしまう。


「………ちょっと試してみようかな」


 思いついたことをイメージしてみる。


 空飛ぶ、ボード。


 サーフボードのようなシルエットが目の前に浮かび上がる。


「お、できた!」


 期待に胸踊らせそれに飛び乗った。が、まったく動く気配がない。


「ロボットができてこれができないとか…ほんと不安定だなおい…」


 渋々ボードをスピリトに還元し、他の方法を考えた。


「あ、そうか、低いんなら上げちゃえばいいんじゃね?」


 再びイメージし始める。


 身体強化。


 すると、急に力が湧きだして息切れが止まった。


「今度は成功か?」


 早速戦場へ向かって走り出す。


「おっ、成功だろこれは!」


 ヤバイ速い。気分はウサイン・ボルト。彼は長距離走ではなかったけど。

 どんどん景色が後ろへ流れていく。こんなに気持ちいいなら、ちょっとは鍛えてみようかなと思う。


「待ってろよ!今行くぜ!」


 テンション上がってきた。

 これがランナーズ・ハイか。たぶん。

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