不思議な森の話
この話、一応ファンタジーというご大層なジャンル設定になっておりますが、非常につまらないと思います。
廃棄処分確定のくだらない文章でも「仕方ない。読んでやるか。」
と、思っていただけると幸いです。
僕の住んでる家の隣には大きな木がたくさん生えた森があった。
僕は毎日森の奥のことを考えて遊んでいた。
森にその話をすると森はその度に「全く違う」と答えた。
僕の家は農家で朝から晩までずっと忙しかった。
春から冬までずっと忙しかった。
僕は徐々に森のことを考えなくなった。
ある寒い朝森の奥から声が聞こえた。
「 」
だけど僕には森の声がよく聞こえなかった。
その夜、疲れた体も気にしないで僕は森の中へ初めて入った。
お父さんもお母さんも寝るのが早かったから、家から出るのは簡単だった。
歩きながら歩数を数えた。
ずっとまっすぐに進んで後ろを見ると僕の家が見えた。
多角形のシルエットが不気味に歪んで見えた。
100歩ほど進んだ頃に家が見えなくなった。
月の光も森の奥には届かなかった。
あたりは真っ暗になって、子供の僕は怯えて震えた。
前に進む歩幅がだんだん狭くなり、立ち止まってしまった。
もう立っていられなかった。
しゃがみこんだ僕は、いつの間にか泣いていた。
涙が止まらず、嗚咽が漏れた。
だから僕は涙が枯れるまで目の前の明かりに気づかなかった。
家があった。
大きくて立派な家があった。
その家は森の中にあるのに今も使われているかのように見えた。
気が付けば僕は駆け出していた。
家には門がついていた。
一人では重たくて動かせそうにもない門が・・・。
明かりを見つけて安心しきった僕は、その門がひとりでに開くのを不思議に思わなかった。
玄関の取っ手に触れてから、勝手に入ってはいけないと気づいてチャイムを押そうとした。
でもチャイムは見つからなかった。
代わりにこの家にはノッカーがついていた。
幼い僕にはそれの使い方がわからなかった。
結局、僕は扉を薄く開けてゆっくりと中に入った。
森の中での震えはいつの間にか止まっていた。
家の中は外から見た通り、立派な造りをしていた。
一番近くにあった扉を開けて僕は中に入った。
その部屋には本が堆く積まれていた。
本のほかには机や椅子、食器棚などたくさんの家具がひしめき合って収まっていた。
机の上には飲みかけのコーヒーが湯気を立てていたけど、人はいなかった。
好奇心が僕を駆り立てて、次の部屋。
また次の部屋へと僕を連れて行った。
どの部屋も同じような家具が同じ配置にあった。
だけど装飾が違ったり、コーヒーが冷めていたり、微妙な違いが施されてあった。
僕にはそれが間違い探しのように思えて面白かった。
6番目の部屋で僕は違和感を覚えた。
本の積まれ方が違うだけなのだけど、これまでは目に付きにくい工夫がされていたのにこの部屋は一瞬で違う場所が分かってしまった。
妙に感じて僕は本の山に近づいた。
1冊抜き取っただけで本の山はあっけなく崩れた。
その下には金庫があった。
僕はお金の価値は知らなかったけど、その金庫にお宝が隠されている気がして、わくわくした。
金庫はなかなか開かなかった。
3桁の番号がどうしてもわからず、ムキになって扉を蹴った。
でも、諦めてしまうと金庫に負けた気がして、イライラしながらも、また別の番号を試した。
開いた時には万歳三唱して喜んだ。
緊張しながら金庫を開けると・・・。
僕はあの後、いつの間にか家に帰っていた。
歩いて帰った記憶はあるのにその途中何を考えていたのかよくわからない。
ただまっすぐ進んだことだけは覚えている。
家族に見つかることもなく、僕は自分の部屋にたどり着いてベッドで眠った。
朝になるといつもと同じように目覚めた。
体が時間を覚えていた。
僕はあの日から1年ほどたった頃にもう一度、森に入った。
けれどもう、立派な門を見ることはなかった。
金庫の中にあったものを思い出すこともできなくなっていた。
思いつきを適当に文章に起こしたもので、面白くないかもしれないです。
イメージしたのは乙一先生の「冷たい森の白い家」というすごい作品でした。が、おかしいな?これは全然すごくないな・・・。いや、むしろつまらないな。
ここまで読んでくれる優しい方はいないと思いますが、この話に出てくる金庫の中身は実は考えていm・・・読んでくださった方のご想像にお任せしております。はい。
ところで、なんとなく解説したかったのですが、
二度目の森への突入で僕は家を発見できません。
あれは、僕が子供じゃなくなったから。という理由をつけさせてもらってます。あるじゃないですか、子供には見えるけど、大人には見えない。そう言った不思議を1度でいいから扱って見たかったんですよ。
香月日輪先生の「桜太の不思議な森」みたいな身近にある不思議を書いた作品って憧れるじゃないですか!!
しかし、おかしいな。まったく素敵な作品になってない気が・・・。
最後になりますが、こんな稚拙な文章にお付き合い下さった読み手の方に感謝を。支えて下さった・・・あれ?誰にも支えてもらってない?
最後の最後まで締まりのない文章で本当にすみませんでした。




