僕は宇宙人のボディーガード(…らしい。)
少しジャンルを変えてみました。
1 空から…女?
青い鳥学院高等部で『青井 夕日とは?』と聞くと、『美形で何でもできるパーフェクト男』と言われるだろう。そのパーフェクト男 夕日は今、女子にキャーキャー言われながら学院の校門を通ったとこらだった。
現在、9月。夏休みも終わり、まだ残暑が暑いなーなんて夕日は思っていた。そこへ、
「よぉ!ゆーひ!!」
無駄に暑苦しい声が聞こえた。振り向くと、
「なんだ…。千春かよ。」
早川 千春。運動神経抜群(頭の良さは置いておく。)でこいつも女子にモテル奴だ。
「うるさい。千春。」
この涼しい声の持ち主は、
「あー!ひでーなぁ!音!」
石渡 音。頭が良く、(体力に問題があるが。)またまた女子にモテル奴だ。
この三人組は、学院の女子の間で『青い鳥の3王子』と呼ばれるほど有名だ。
「どうしたんだよ?夕日?ボーっとして。」
「んー…。残暑が暑いなって。」
「親父。入ってる。夕日。」
こんなよくワケの分からない会話でも女子たちは、
「王子三人が会話してるーー!!」
と、騒いでいるのだ。少し天気が曇りになってきて、夕日は顔を上げた。
(少し、涼しくなってきたな。このままこの天気が続くと良い…)
ひゅるるるるると、音を立て何かが自分の頭上に落ちてくるのが分かった。
どっすん。
鈍い音がして、思わず目を閉じたがまたすぐ開けた。自分の手は美少女をお姫さま抱っこしていた。その少女は自分と同じくらいの歳だろうか、金髪に緑の瞳だった。『青い鳥の王子』はこう言った。
「……空から…女?」
ぜひ、感想待ってます!