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カルト宗教は普通に嫌がらせをやりますよ

作者: フランスのセクトは破壊的カルトと同じ意味合いらしい

世の中には間違った定義が定着してしまっている言葉が結構あります。

その一つが『ガスライティング』です。

以下は英語版ウィキペディアのガスライティングの引用です。


                *  *  *


引用元URL

https://en.wikipedia.org/wiki/Gaslighting

GOOGLE翻訳を使用

※読み易くする為、適時改行し、引用元番号を文内に入れました


 この用語は、パトリック・ハミルトンによる1938年のイギリスの戯曲『ガス燈』に由来する。この戯曲は1940年にイギリスで映画『ガス燈』として翻案され、さらに1944年にはアメリカでリメイクされ『ガス燈』となった[ 6 ] [ 7 ] [ 8 ]。


 ヴィクトリア朝時代のロンドンのエリート層を舞台にした『ガス燈』とその翻案作品は、一見すると上品な夫が嘘と策略を用いて相続人の妻を孤立させ、精神疾患を患っていると信じ込ませ、彼女から盗みを働く様子を描いている[ 9 ]。


 夫の策略の一つは、妻が想像しているだけだと主張し、屋内のガス灯をこっそりと明るくしたり暗くしたりするというものだった [ 10 ]。


 ガスライティングの動名詞形は劇中でも映画でも登場しない[ 10 ]。この語が初めて使われたのは1950年代、特にバーンズ・アンド・アレン・ショーのエピソードである。


 ニューヨーク・タイムズ紙では、1995年のモーリーン・ダウドのコラムで初めて使われた[ 4 ] 。


 2021年のアメリカ心理学会によると、ガスライティングは「かつては精神疾患を誘発するほど極端な操作、またはガスライティングを受けた人を精神病院に入院させることを正当化するほど極端な操作を指していた」[ 2 ]。


 2010年代になって英語の語彙に浸透するまで、あまり知られていない用語であり、ニューヨーク・タイムズ紙はその後20年間でわずか9回しか使用しなかった [ 4 ]。


 メリアム・ウェブスター辞典では、ガスライティングを「心理的操作」と定義し、誰かの「現実の認識」に疑問を抱かせ、「加害者への依存」に至らせることとしている[ 3 ]。


 アメリカ方言協会は、ガスライトを2016年の最も有用な新語に選びました [ 11 ]。オックスフォード大学出版局は、 2018年の最も人気のある新語のリストでこれを次点に選びました[ 12 ]。


                 (中略)  


精神医学と心理学において


ガスライティングという言葉は臨床文献では時々使われるが、アメリカ心理学会では口語表現とみなされている[ 2 ] [ 18 ]。


バートンとホワイトヘッドは、親族を排除したい、あるいは金銭的利益を得たいという動機で、人を精神病院に強制入院させることを目的としたガスライティングの症例報告を3件説明した。


ある妻は愛人と駆け落ちできるように夫を暴力者だと仕立て上げようとした。別の妻はパブを経営する夫がアルコール依存症だと主張し、夫と別れてパブの経営権を握ろうとした。


また、老人ホームの管理者は入居者に下剤を投与した後、認知症と失禁のために精神病院に紹介した[ 19 ] [ 20 ]。


1977年、ガスライティングに関する文献がまだほとんど出版されていなかった時代に、ルンドとガーディナーは、老人ホームの職員から精神病の疑いで繰り返し強制入院させられた高齢女性の症例報告を発表しました。


この女性の症状は、入院後すぐに何の治療も受けずに消失していました。調査の結果、彼女の「パラノイア」は、老人ホームの職員によるガスライティングの結果であることが判明しました。職員は、女性が15年前に妄想性精神病を患っていたことを知っていました[ 20 ]。


                *  *  *


 この説明を読めば解る通りで、実は本来の心理学の学術用語としてのガスライティングは、故人に精神障害を負わせるほどの極端な心理操作、金銭目的、離婚目的等から精神障害にでっち上げ、精神病院に強制入院させる事を正当化する為に行われる悪質な心理的虐待行為を指すものなのです。


 ところが何故か、日本語版のウィキペディアだけでなく、テレビも新聞も雑誌も、どこもこんな「調べればすぐにわかること」を、一切報道しませんし、ガスライティングという用語を説明する時でも、正しく解説しません。


 ネットでは「カルト宗教がガスライティングを働いて精神障害者にでっち上げる等と言っているのは統合失調症の人間だけ」等という言説を度々見かけるのですが、ガスライティング自体が本来、そういった行為を指す用語なので、かなり異常な言動なんです。


 果たしてこういう言説を広めている人間達は、どこの誰なんでしょうねえ……。

初めましての方、初めまして。

作者の『フランスのセクトは破壊的カルトと同じ意味合いらしい』です。


現在、連載方式で、カルト宗教の個人弾圧(組織的な嫌がらせ)の手口を、小説形式で解説しています。


こちらの作品になります。


カルト宗教がとんでもない悪行を重ねまくっている件に関して小説化してみた

https://ncode.syosetu.com/n3325kz/


作中で使用した出口は、実際に行われている手口を参考にしています。

御存知ない方は信じられないでしょうが、本当の話です。

カルト宗教に関して関心をお持ちの方は、是非、ご一読願います。

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