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詩歌集2

色褪せない映像を見ながら




 古い映画やドラマを見るたび、ふと。


 この猫や馬たちは、もう生きてないんだよね。


 この子役も、私より大人に……いや、それどころかおじさん、もしかしたらおじいさんになってるんだよね。


 この俳優亡くなってもうだいぶ経ってるんだよね。


 そんなことを考えてしまう。


 映像に写る動物や人々。


 もう、この世にいない動物そして俳優たちが、生き生きとしている。


 今となっては年老いた元子役は、その映像内ではずっと子役のまま。


 世界は止まることなく動いている。


 けれども映像の世界は、風景が変わることなく止まったまま。


 それを見ていると時折、なんだか不思議な感覚になる。


 流れる映像を見ながら。


 色褪せない映像を見ながら。


 


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― 新着の感想 ―
永遠を可視化すると、そうなるのでしょうね。 不思議と言うよりかは、切ない。 ただ一方で不変は無く。 あ。もしかですが、あると仮定すれば宇宙の外の無の世界でしょうか。それも、わかりませんが。 なんか一…
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