表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/43

第1話 学年の美少女達にフラれる

カクヨム様に追い付くまで1日2話投稿。

 突然だが、俺———佐々木瑛太(ささきえいた)は現在進行形で猛烈に彼女が欲しい。

 何故かと問われれば、そう言う年頃だからと言うのもあるし……。


「はい、こう君……あ〜ん」

「あ〜ん……美味い! 相変わらずゆいの弁当は美味いなぁ……」


 ……とか。


「ねぇねぇ和樹、明日デートに行きましょう!」

「うん、それは良いね。ってことは明日は可愛い沙耶香が見れるってことだね。楽しみにしてるよ」

「……っ、も、勿論よ! じゃあ明日の10時集合ね!」


 …………とか。


 因みにあの2人の男子は中学からの、もはや親友と言っても過言ではない俺の友達な。

 それも3人で非リア同盟を結んだ奴等でもあるんだ。


 …………チッ。


「う、うぜぇぇぇ……こんな教室でイチャイチャすんなよ裏切り者共め……でも羨ましいなクソッタレ……!!」


 ただ1人、彼女の居ない俺にはただ僻むことしか出来ない。

 ずっと一緒に行動してきたのだが、高校2年生になった今、何故か俺に彼女は出来ず、あの2人には知らない間に彼女が出来ていた。

 しかも2人の彼女は学年でも可愛い方で、そこそこモテていた記憶がある。

 普通にリア充でウザい。


 どうだろうか。

 これで俺が彼女が欲しくなった理由が分かっただろう?


 だが、仮に彼女を作るにしても、好きな人はいないし、あの2人の彼女よりもブサイクな彼女は嫌だ。

 何か馬鹿にされそう……いや、間違いなくマウント取ってくるから。


 しかし丁度いいことに———この学年にはずば抜けて可愛い女子生徒が2人いる。


 誰にでも優しく、文武両道、同い年なのに年上の様な包容力があることから、学年のマドンナと呼ばれている———姫野芽衣(ひめのめい)

 常にぼーっとしていると言うか、無表情で、誰に対してもスルーか単語で話すマイペースな美少女———姶良柚(あいらゆず)の2人だ。


 数多の男子の告白を断っている2人なので、こんなモブofモブの俺なんぞ相手にしないだろう。

 まぁだが確率的には完全にゼロでは無い(と信じたい)ので、俺は今日ダメ元で告白しようと思っている。


 昼休憩に姶良柚、放課後に姫野芽衣だ。

 既に手紙で知らせている。

 

 さて———いっちょやってやりますか。





 ———昼休憩、姶良柚の場合。


「す、好きです! 付き合ってください!」

「ん、ごめん。無理」

「あ、うん。だよねぇ」


 即答で断られた。

 うん、まぁ予想通りだからそこまでダメージない。



 ———放課後、姫野芽衣の場合。


「好きです、付き合ってください!」

「えっ……あ、ごめんなさい……まだあまり話したこともないし……」

「ありがとうございましたぁー」


 物凄く申し訳なさそうに断られた。

 こっちの方が心にダメージが響いた。





 ———夜、自室のベッドにて。

 俺は今日2人連続で告白を断られたことと、来週の月曜日のことを考えて項垂れていた。


「…………うん、案の定ダメだったな。全く考えられる間もなく断られたな」


 やっぱりノリで告白するもんじゃないな。

 一体来週の月曜日にはどんな噂が立っていることやら。



 そう思っていたのだが———。



「弁当、私にプリーズ」

「い、一緒にお昼ご飯食べませんか……?」

「……あれ? 俺ってこの前2人にフラれたよね? 何で2人して俺に構うの?」


 ———2週間後には、俺の席には弁当を持った姫野芽衣と、俺の弁当を奪おうとする姶良柚の姿があった。


 本当に何でこんなことになっているんだろうか……?


 恐らく原因は、告白をした次の週のことだと思う。


読者の皆様へ


この作品が、面白かった!続きが気になる!などと思っていただけた方は、


下にある☆☆☆☆☆を★★★★★にポチッと押してくださると嬉しいです。


主に作者のモチベーション維持のため……。


またブックマーク登録やいいね、よろしくお願いします!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 祝なろうへの投稿開始
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ