5,教導官は特殊
だらっとペースで投稿
文字数は増えたけど、それよりも暇がない
読んでくれる人がいればいいなぁ
完結まで頑張る
チームの全員がそろったので、僕らはこれからの生活についての話をすることにした
「じゃあ、僕が最後だったみたいだし
とりあえず、部屋がどういう感じで分かれるのかを決める、もしくはもう決まっているなら聞きたいんだけど」
ちなみに、各チームの部屋というか家は4LKの各自の部屋にシャワールームとトイレ、チームに1つのお風呂とランドリー・キッチンっていう間取りで、各種家電や家具も最低限必要なものは揃っている感じだったりする
…なんか説明書があって書いてあった
無駄に金がかかってるなぁ、と思う
「俺は最初に来たからもう部屋を決めさせてもらったぜ」
と天猫
続いて
「うん、あたしももう決めちゃったから」
と風兎
最後の風山羊は
「うーん、わたしはまだだから天狗君と相談したいです」
どうしようかな…
「荷物もないですし、部屋の内容も変わらない感じですよね
だからじゃんけんして、勝った方が部屋を決めましょう」
「わかったわ、じゃあじゃんけんね
そういえば、私物が何もないからどこの部屋でも同じよね」
「そうなんですよね…
じゃあいきますよ」
最初はグー
じゃんけんポン
とじゃんけんをして、勝者は風山羊さん
そして4人全員の部屋が決まった
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「なあ、あいつどう思う?」
「いやぁ……まだまだだと思うけど
使える様になるといいなって感じよね」
「あいつももういないんだし、それやめろよ傀具根
気持ちわりぃ」
「まあ、そうだね
それにしてもいつ見てもきみの技は見事だよ
本当に部屋を出ていった様にしか見えなかったよ
カゲカゲ、だったっけ?
君もなかなか面白い感じで話をしていたじゃないか」
「はあ……いくらあいつの様子観察のためだからって
なんだって俺がカゲカゲなんて自己紹介しなきゃいけねぇんだよ、ったく」
「まあ、君の姿な人がカゲカゲなんて呼ばれてたんだからそう自己紹介しなきゃ、おかしなことになっちゃうからねえ」
「"あれ“がなければオレはあんなこと言わずに済んだのになぁ」
「"あれ"のおかげで助かってることもあるんだからそんなこと言うなよ」
「ところで、あいつを連れてくる時の理由ってなんだったんだ」
「この国が宣戦布告したからだったよ
それも世界に」
「それは………
誰が考えたか知らないし、ネタが尽きてたのかもしれねぇけどよ…
もうすこしマシな理由を考えてやれよ
雑すぎるだろ」
「両親があの2人だったから適当でも大丈夫って思ったのかもしれないね」
「それでも雑すぎだな」
「いいんだよ、ここに来てしまえばこちらのものだしね」
「騙す方も騙される方も大変だよなぁ」
「そういえば、あいつのところは誰が担当だ?」
「ああ、例の"お試し"だよ」
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「部屋は決まったけどやることないしなぁ」
僕は部屋にあった布団を敷いてだらっとしている
訓練校でしていい態度かわからないけど、特に言われてないし、いいのかなって思ってる
必要最低限の家電はあったけど
テレビやラジオなんかは何故か無かった
そのくせ、布団の折り目の中にはスマホがあった
…まあ、点かなかったけど……
「はぁ、やることないなぁ」
なんて寝返りをうった
『初日だし、しょうがない』
「そうだよなぁ、明日から訓練みたいなことしていくんだろうなぁ」
『うん
明日から訓練とか色々していくからよろしく』
「うん、よろし…く………って誰⁉︎」
『ああ、スマホだよ
ス・マ・ホ
他の子にも話しかけたいんだけど、誰も気づかないね……
気づいてくれてありがとう、本当に』
「ああ、布団を敷こうと思わないと気づかないししょうがないのでは?」
『え…………
机の上に置いといて、って言っといたのに
誰がそんなことをって1人しかいないけど
こういう時に殴りたい‼︎
って切実に思う』
誰かにいたずらみたいなことされたんだなぁ
可哀想すぎる…
布団の折り目の中じゃ絶対気づかないよ
「ところで、どなたですか?」
『いや君スマホから突然なのに
冷静すぎないかい⁉︎』
「色々あって疲れてるもので…」
『それでも冷静すぎるよ
私は、君たちの教導官
特殊潜入工作部隊所属、天風チーム教導官
TENPUだ
よろしくお願いするよ
ちなみに私はAIにも教導は出来るのかのお試しに使われているAIだから
そこのところよろしく☆』
読んでくれた方、ありがとうございます
ちょっと矛盾点等出てくるかもしれませんが
できるだけ無いように気をつけていきます
どうぞ、これからもよろしくお願いします