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僕は普通の訓練兵(自称)  作者: 狗我葉
3/9

0,始まり

というわけで本編です

よろしくお願いします

冬の寒さが少し戻ってきた様な少し肌寒い春のある日、朝日が昇る少し前の時間帯にベッドからゴソゴソと音が聞こえてくる

「ここは…そうか、夢か………」

そんな言葉と共に体を起こしたのは狗我葉【くがは】、この部屋の主だ

どうやら夢を見ていたらしい彼はこれから体験する出来事をきっと生涯忘れないだろう










「んー、もう春なのにまだちょっと寒いなぁ」

と僕は、朝日が昇りそうな空を見上げて独り言をこぼす

さっきまで寝ていたベッドの上を簡単に片付けて、寝間着のままリビングに行く

眠い目をこすりながら、まだ起きていない家族の邪魔にならない様に朝食の準備を始める

「今日は納豆ご飯と味噌汁、それと卵焼きかな」と朝食の内容を決めて、最近の男は料理もできなきゃいけないからね、とついでに家族の分も作っておく

リビングの食卓に朝食を用意して、いざ実食、となったところに「おはよー」と我が家の料理番を自称する母 八重美【やえみ】が起きてくる

何故自称なのかといえば、この母親が全くと言っていいほど料理が美味しくないからだ

その癖に、今日は自信作とか今日のは美味しくできたからとか言って、笑顔で見た目と匂いは美味しそうなゴm……料理を食べさせてくる

本人は善意でやっているのだから、と結局断れずに食べるのだが、食べた後に何度か死んだ爺ちゃんにあった気がする

流石に自分の料理の味の酷さは自覚してきて一度に作る量は減ってきたが、本人が「私がこの家の料理番だからね」と譲らないので父と僕はもうそこには触れない様にしている


私の分も作ってくれた?と母がきいてくるので、頷くと狗我葉の卵焼き♪、と準備しにキッチンへ行ったので、いただきます、とご飯を食べ始める


母も準備を終えて食べ始めたところで

「おはよう」と今度は父 桜喜【おうき】が起きてくる

僕が物心ついた時からほぼ毎日家にいて、ベッドで寝ているかパソコンでゲームをしているかなのに、何故か年収が世のサラリーマン達より少し上らしくお金に苦労した記憶がない

本当にどうやってお金を稼いでいるのか不明だ


先ほどの母と同じやり取りをして、全員が食卓についたタイミングで父がテレビを点けた





_________


またいつもの日常が始まる、この時はそう思っていた


_________


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