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聖女様と黒魔導師  作者: ハジメアカネ
とある依頼
3/5

聖女様②

「我々の捜索だけではもう限界に近い。もう、普通の人間では手に負えないんだ」

「それで?」

「君の力で、子供達を見つけて欲しい」

「ーー貴方、私をなんだと思ってるの? 占い師と勘違いしてない?」


受話器を机に置き、備え付けの菓子に手を伸ばすシャルロットは、うんざりしたように独り言のように呟く。


「私の力で人なんて見つけられないわ。強い魔女とかならまだなんとかなるけど、普通の人間ましてや何も力のない子供よ? 無理に決まってる」

「おや、聖女様がそんなことを口にするとは」

「やっぱり馬鹿にしているでしょ」


 ぎろりと受話器を睨みつける。しかし、機械の向こうには通じるわけもなく、受話器はやれやれと首を振り、呆れたそぶりをする。


「私だって何も情報がない状態で君に頼むわけではない。送った資料に地図が入っていただろう?」

「ええ、入ってたわよ。ーーとっても見づらい手描きの地図がね」

「自信作だよ」

「不良品でしょ」

「その地図の北側に丸が書いてあるだろう?そこが子供達が遊びに行った場所ーーノースディア地方にある白幻の森だ」


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