さみだれ
立ち読みをする
ふりをして
あなたの帰り
待ち伏せた
小さな本屋の隅に
わたしひとりきり
外はみずいろの
さみだれ
燃えるような
こがすような
胸の痛みにとまどい
雨を眺めてる
恋を教えてください
人を愛する理由を
想い 想う
ただあなただけ
白いシャツの胸に
飛び込みたい
いつか
それを恋だと
知ったのは
あなたの瞳
まぶしいから
校舎の窓のかげから
いつも探してる
わたしの想いは
さみだれ
とまることなく
やむことなく
はじめてのこの気持ち
光る雨のよう
恋を教えてください
人を愛する意味を
想い 想う
ただあなただけ
白い封筒を
手渡したい
いつも