皆が・・・還ルトコロ
話をしていた2人だったが、異変に気づいたのは、隣の久代だった。
「なんか・・・聞こえなかった?」
「?・・・なにも・・・聞こえなかったけど。」
するといきなり顔色を変えた。
「嫌っ!止めてっ!離して・・・よ・・・」そう言うと久代は誰かに、首を締められているように(・・・・・・・・・・・・)、その場に浮いた。
「えっ・・・どういうこと?」
私は困惑と恐怖が混じった感覚に陥り、その場に立ち尽くした。
「ぐっ!・・・がはっ!・・・」
久代は血を吐き、そして地面へ落ちた。
もう、逃げるしか無かった。
全速力で、どこまでも走った。
親友を見捨てるのも嫌だったが、死にたくなかった。
気が付くと、辺りは真っ暗だった。
しかもどこだろうか。よく目を凝らすと、ここは森のなかだと言うのがわかった。
見渡すと、右の方に灯りが灯っているのを見つけた。
ーあそこに町があるー
微かな希望を持ち、灯りのほうへ急いだ。
しかし、どんな状況でも神は見捨てる。
そこには、夜なのにも関わらず蝋燭の点いたお墓が数100体並んでいた。
しかし、真ん中の1つだけ蝋燭が灯っていなかった。
その名前を見てみると、驚いた。
そこには私の名前、久美子と書いてあった。
「うそ・・・でしょ。なんで私の名前が・・・書いてある・・・のよ。」
『フフフhh...』
「やめてっ!・・・いやぁぁぁっ!!・・・」
『驚いた?・・・・・・・・・
久美子・・・』
顔をよく見ると、先ほどやられていた久代だった。
「久・・・代・・・何をしている・・・の・・・」
『私は・・・トシ子よ!』
「いや・・・い・・・や
・・・やめてぇぇぇぇぇ!助けて、
ぐっはっっっ!」
その時、蝋燭に灯りが灯ったと言う。
フフフhh...
眠いけど頑張る博士です。
眠い。
眠いなぁ。
寝ます。
次回は誰が書くんでしょうね・・・
おやすみ~