ゼン
どこにでもあるような公園、鉄棒と滑り台しかない小さな公園のベンチに少年は横たわっていた。
死んだ・・・・・・みんな死んだ・・・・・・
ここは・・・・どこだ?
俺の意識はなんだ?
どうして俺はここにいる?
たしかあいつとのゲームに負けて・・・・
ズキッ
思い出せねぇ 俺は生き延びたのか?
疑問はまた疑問を頭に呼び寄せた。
とりあえず体を起こすことにした。
体を起こした少年はとりあえずこの神様(自称)とやらの起こした様々な現象、殺人について考えることにした。
だがそこで少年はふと笑ってしまった。
俺はあいつが神様じゃないって事を証明出来なかったじゃないか。
考えるも糞もなかった。
俺は負けたんだ。
そう、負けた。 どうしようもない。
少年はブランコに乗りながら、そんな事を考えていた。だがその一方頭の片隅ではこの神様とやらの起こした様々な現象をどうやったらできるかというのを必死に考えていた。
証明出来なかったのに考える。
なんとも滑稽な話だった。
少年は空をみた。 そこはとてもとても青くてそれでーーーーーーー
バッリッーーーーン!!!!!!!!!
突如世界が壊れた。 そして暗闇になった。上もしたも右も左も真っ暗だった。
「まったく・・・・・どうなってんだよこりゃ。」
まったくどうかしてるぜ・・・・・さっきからおかしな事が起こりすぎて慣れてきちまった。
「どうなったもくそもねぇよ。クラスメイトがおまえを待ってんぞ?」
もう驚かない 例え自称神様の少女が暗闇の中からでてきてしゃべりかけてきたとしても。
「あ?元はといえばてめぇのせいだろうが!!」
「あんな屑といっしょにすんなよ、、、、、、、ほらあいつから説明聞いたろ?俺は正真正銘の神様だよ。」
「うっせ!!おまえが本物ならあの現象は全て神様の仕業って事になっちまうじゃねぇか!!」
「そうだな。」
「そうだなじゃねぇえええええええええええ!!ここはどこだ!?
俺は一体どうなってんだ!? 死んじまったはずだろ!?」
「うるさい。」
「」
「ここは俺、正真正銘本物の俺の場所だ。神様(善)のな。
あぁ俺の事はゼンとでも読んでくれ。」
「細かい事いろいろいわないといけないがとりあえずお前にいっておかなきゃいけない事がある。」
「何だよ?」
「お前はまだクラスメイトを救える。」