レベル1
まずいな、、、、、対偶で証明しようと思っていたのに材料がないんじゃそれさえも難しくなる。
俺がこいつの存在を否定するためには、まずこいつの行動の矛盾点を指摘しなければならない。そうして矛盾点を指摘されたこいつはその矛盾点をつじつまの合うように説明する。そして説明した後それでも説明しきれていない部分があった場合それに俺が質問してこいつが答える。
そうなるはずだった。
だがこいつは質問に答えない。
ならどうやってこいつの存在を否定する?
「二つ目だ!!お前は先生を殺したと言ったな?あれはやろうと思えば人間が出来る殺人のはずだ!!隣の教室から穴を最初っから開けておき先生が出た後殺し、入れる。人間に可能ならばこれはお前が神だという証拠にはならない!!なぜなら俺、いや俺たちはお前が先生を殺したところを見ていないから!!見ていないからわからない!!だからお前は神じゃない!!」
俺の理論は滅茶苦茶だ。誰が聞いてもなにいってんだコイツ?となるだろう。
「じゃあ生徒の死はどう説明する?」
知るかよんなもん!!しらねぇけど、俺はまだ滅茶苦茶を振りかざす。
「爆発した生徒はあらかじめ全部の生徒のうちばきに小型爆弾をセットしておけば可能だ!!」
「あははははははははは!!!!!!!」
笑いたきゃ笑え!!
「消えた生徒はどう説明する?」
「教室の床には落とし穴が設置されていて、落ちたんだ!!」
「ぎゃはははははははは!!!!!!!」
「そういやお前に聞きたい事があったんだった。 お前は僕の存在を否定するって言ってるけど否定してしまったら俺は何になる?人間か?でもそうなると過去には戻せないわな、俺が人間なら。お前はそこんとこ理解してるか?」
「うるせぇ!!」
「お前はただ俺と戦っている自分に酔っているだけだ。」
「うるせぇ!!黙れよ!!」
「お前はおれと戦うにも値しない。まぁ精神が不安定な状態でここまで持ったのはいい方だ。レベル1の状態でここまで持ったのは褒めてやる。ありがとうよ、サンプル。」
「さぁ、死ね。 お前は俺に勝てなかったんだよ。自殺しろ。」