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皇帝な私は権力で遊ぶ!  作者: 斎藤 輪廻


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1/2

生まれた私は皇帝でした

私はその日

産声を上げた

「おぎゃぁっおぎゃぁっ!」

そして

帝国の歴史もその日に変わった

帝国史上初

女の皇帝の誕生

その皇帝の年齢は0歳

帝国の歴史書にその日のことは

『帝国最期の日』

と記されている

私の意識ははっきりとしていた

だから

お母様に何を言われていたのかも

すべて理解できた

「レティーナ、あなたは陛下に変わる人間になるのよ」

それを聞いて

生まれたその日に私は

『私』を捨てることを決めた






生まれて二日目

私は基本的には皇太子として扱われることになり

私が女であることも機密事項となった

なんと私の父親

前皇帝は私が生まれる前に死んでしまったらしい

遺言は

「生まれてくるであろう余の子を次代皇帝にする、生まれてその余の子が皇帝として君臨できるその日まで宰相たちに皇帝の権限を委任する」

ということらしい

なんとも無責任なことだ

しかも我が子を抱けずに死ぬとか普通に不幸だし

どちらにせよ

先代の皇帝の中でもなかなか珍しい遺言というのは確からしい

まあ、皇帝って大体は傲慢になるのが多いらしいから

普通じゃないのは確かなのかもね

この遺言に関しては宰相たちは皇帝のことを

「歴史書に載るほどの親バカ」

と言っていたらしい

だが宰相的にも国的にも私を男として扱い

次代皇帝にするのがいいらしい

私としてもお母様の言葉を達成できればそれでいいと思っているので

正直そこら辺はどうでもいい

今のところ

私の人生の目標はお母様のあの時の言葉を達成できればそれでいいし

さっさと立てるようになって皇太子として振る舞わなきゃいけないし

そしてメイド達による甘やかしタイムが始まったのだった

「なにか欲しいものはありまちゅか〜?」

赤ちゃん口調で言ってくるのは少し不思議な気分だ

「皇女殿下はどの色が好きでちゅか?」

そう言いながら

メイドはいろんな色の布を見せてきた

赤・青・黃・緑・白・黒・色んな色があるな、

でも色は一つじゃなきゃだめって言われてないし

「あぅ?」

白と青の布を2つ掴んだ

「この2つの色が好きなんでちゅね〜」

そう笑顔で渡しに話しかけた後に

「みんな皇女殿下の服は青と白を基調としたものにするわよ」

とガチな顔で言っている

正直

可愛いものじゃなくていいんだけどなぁ

そう思いながら

ベッドの上で過ごしていたら

授乳の時間が来た

そしてお母様も来た

お母様が直接授乳してくれる

皇族の中では珍しいよね

お母様いわく

「乳母に任せて変な子に育つ可能性があるならあの人に顔向けできないから私がやります!」

とのこと

もちろん宰相たちに猛反対を受けたがそれも押しのけ

現在に至るとのこと

メイドたちも赤ちゃんの前だと口が軽くなるようだ

さすがに赤ちゃんが言葉を理解できるとは思っていないようだ

貴重な情報源だから助かる





生まれて3日目

「皇太后様の能力って怖いよね〜、」

「うんうん、その気になれば人を支配できるらしいよ〜、怖いよね〜、」

この世界には能力というものが存在するらしい

しかも

一つの能力でも本人の解釈次第では

無限の可能性があるっていう折り紙付き

ちなみにお母様の能力は『従える程度の能力』とのこと

確かに解釈次第では人も支配できるというわけだ

(解釈次第では化ける、か、)

なので私は暇な間に能力の特訓をしてみることにしました

少し未来の自分を想像してみよう

顔自体は自分で言うのもあれだけど超かわいい

前皇帝おとうさま譲りの白い髪

それとお母様譲りの青い瞳

普通に素材は良いから

私がもしも普通に兄上などがいる

皇女だった場合政略結婚に他国に出されるのは間違いなかっただろう

(で私の能力○○○○○を使って無理やり未来の私を引っ張れば)

「で、この状況と」

今私はメイドたちに囲まれています

それも殿下として

いやさ?

能力をバレないように使おうと思ったら

メイドに見られちゃいましたと、

しかも今私は皇太子『殿下』だ

男装の化粧と見た目

メイドがしっかりとやってくれる

「まさか、生まれて3日目にして政務を行う羽目になるとはねぇ」

生まれて三日目、政務の仕方をお母様に教わるとは、

しかし便利な能力だ

能力を解除したら赤子の姿に戻るときたもんだ

なんて都合のいいことだ

そのおかげで裏では普通に寝る時間などは赤子で成長して

そっちでちゃんと大きくなるまでは

お披露目パーティーもなし

おかげで溜まっていた仕事もこっちに来るんだから

お母様にまでその仕事が来るんだから普通に苛つく

宰相達あいつらに関しては権力に驕って仕事をしていないらしいし

なんで前皇帝おとうさまはこいつらを宰相にしたのだろう

やっと政務が終わったと思ったら

「どうも、皇太子殿下、ご機嫌麗しゅう」

「ええ、そちらこそ、ご機嫌はいかがですか?宰相殿」

宰相達が話しかけてきた

ちなみに宰相は第5宰相までいる

第一宰相 ルッチ

第二宰相 ウェント

第三宰相 コック

第四宰相 ベルク

第五宰相 レント

いずれも金髪の25歳程度

正直言ってご機嫌取りが見え見えすぎて不快だがそこはおいておこう

確か前皇帝おとうさまはこいつらに恩を売っていて

前皇帝おとうさまがいる間はとても有能で仕事のできる

宰相だったと聞いている

なら、

「宰相殿のご家族のお加減はいかがですか?」

「!?、まあまあでございます、皇太子殿下に気にしていただくようなことはございませぬ」

やはり濁してきた

ということはメイド達の宰相達全員の家族誰か一人は

病を患っているという噂は本当らしい

前皇帝おとうさまは病期の進行を能力で止めて

恩を売っていたと聞く

なら

「もしも、そなたらの家族の病を治す方法があると言ったらどうする?」

一瞬宰相達の表情が揺らいだな

「皇太子殿下も冗談がお好きなようで」

「冗談で済ませるつもりならそれでいいが」

そう言って立ち去ろうとしたら

「お待ち下さい!」

呼び止められた

そこまでは想定通りだが

少し圧をかけてみたけど

「冗談、ではなく、真の話なのであれば私に力を貸していただきたく、」

ほう、先程まで私に対して舐めてかかっていた宰相が私の目の前で跪くか

「だが先程そなたらがそなたらの判断で『冗談』だと片付けた、違うか?」

これが最後の試しだ

「...先程の無礼、深くお詫び申し上げます、もし、私の母の命を救う手立てがあるのでしたら、どうか、どうか、そのお力をお貸しください、」

「私も!」

「私もすみませんでした、お願いします!(3人)」

なんだこいつら、家族のためにちゃんと頭下げれるじゃん

「いいだろう、だが条件がある」

「どんな条件でも飲みます!(5人)」

本気の目だそういう人のために本気になれる人間は嫌いじゃない

「余のため民のために尽くせ、二度と手を抜くことは許さん」

それを聞いた5人の目はまっすぐとした目で

「わかりました、陛下のため、民のため、身命賭して尽くします!(4人)」

そうして私達6人の関係は始まったのだった







私は宰相になった

私の母の病気が止められると聞いたから

だから本気を出したし

知り合いの同じ境遇の幼馴染四人も助けてもらえないか交渉した

交渉は成功し

他の四人も宰相になって陛下に尽くした

だが

陛下もなくなってしまった

母の病気を止める手立てはもうない

それなら陛下もいないし好きにやってやる

そう思って

仕事も放棄して

母上につきっきりで看病

そして同じ境遇の四人とたまに城に行く

だが仕事はせずに帰る

そんな日々を続けているうちに

城の廊下で美しい少年に会った

そう

陛下の御子息だ

一応陛下の御子息が女であるというのは城の中だけで収めている

しかも能力によって成人に近い姿になれるとは聞いていた

だが美しすぎた

男装の化粧や格好をしてもこの美しさ

正直言って

この人が今日からこのままの姿で皇帝だと言われても納得してしまう

だがそんな心情を悟られるわけにもいかないし

一応ご機嫌取りはしなくてはと思った

相手は見た目は成人に近いが中身は赤ちゃんのはずだ

「どうも、皇太子殿下、ご機嫌麗しゅう」

そう挨拶をしてもまともな返事が返ってくるとは思わなかった

だが期待を有る意味裏切ってきた

「ええ、そちらこそ、ご機嫌はいかがですか?宰相殿」

その返事が帰ってきた瞬間

頭が真っ白になった

相手の中身は赤ん坊なはず、

なんでまともに駆け引きができる?、

無言で固まっている間に

皇太子殿下の次の言葉が来た

「宰相殿のご家族のお加減はいかがですか?」

っ、落ち着け、こいつは母上の病気を知らないはず!

「まあまあでございます、皇太子殿下に気にしていただくようなことはございませぬ」

濁してしまった、

だがこれで一旦は大丈夫なはず

そう思った

「もしも、そなたらの家族の病を治す方法があると言ったらどうする?」

!?

(冗談か、こいつ、冗談にしては趣味が悪い、誰から聞いた、そしてなんで今それを言った!)

そう怒りに身を震わせているのを隠しながら俺は5人の代表として喋り続けた

「皇太子殿下も冗談がお好きなようで」

そう言ったそしたら

ふーんと言った感じの顔をしながら

「冗談で済ませるつもりならそれでいいが」

と言ってきた

なんだ?

本当に助ける手立てあるのか?

そう俺も4人も期待した

「お待ち下さい!」

気づいたら言っていた

だが今止めないと二度とその人が

振り向いてくれないような気がした

「なんだ?先程の話は『冗談』なのであろう?」

そう圧をかけながら言ってきた

(これが生まれて三日目の子供の出せる圧か?)

そう心のなかで思った

そして助ける手立てがあるのだと

その時確信した

だから俺は跪いて懇願した

「冗談、ではなく、真の話なのであれば私に力を貸していただきたく、」

4人は驚いて俺を見ていた

だが母上が助かるなら

そんなの関係ない

「だが先程そなたらがそなたらの判断で『冗談』だと片付けた、違うか?」

そう再び圧をかけながら言ってきた

正直言って皇帝並みの覇気だ

怖い

だが

そこに母を救える可能性があるなら

俺は躊躇せずに頭を下げる

頭を地面にこすりつけてもいい!

だから

救ってほしい

「...先程の無礼、深くお詫び申し上げます、もし、私の母の命を救う手立てがあるのでしたら、どうか、どうか、そのお力をお貸しください、」

そう、

懇願した

そして他の4人も懇願した

「私も!」

「私もすみませんでした、お願いします!(3人)」

皇太子殿下は一瞬驚いたような顔をした

その後に

「いいだろう、だが条件がある」

と言ってきた

条件?

そんなの今更だ

俺達にとって家族を救えるなら条件なんてあってないようなものだ

「どんな条件でも飲みます!(5人)」

そう5人は口にした

そうしたら帰ってきた言葉は

「余のため民のために尽くせ、二度と手を抜くことは許さん」

そんな言葉だった

一度は仕事を放棄し自分の家族のことをしか考えず、民を裏切った私達に

そんな条件という名のチャンスをくれるのか?

そう俺達は思った

そして俺達5人は見合った

そして意見は一致していると目を合わせただけでわかった

だから、こういった

「わかりました、陛下のため、民のため、身命賭して尽くします!(5人)」

そう言って

皇太子殿下、

いや、

皇女殿下との関係は始まった

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