4th.write 依頼と襲撃とウォーミングアップ
久しぶりの更新だぜ…月光閃火だ。
輝刃「最後に更新してからずいぶん掛かったな…月臣輝刃だ。」
さてさて…今回は輝刃が依頼を遂行する話だ。ちなみに、本格的なバトルシーンはもうしばらく後になる。
輝刃「というか…お前は文章力がからっきしなのだから、もう少し頑張れ。」
うっ…努力します。という訳で、本編の方をどうぞ~♪
-テリブラントB11エリア・酒守動乱のアジト-
???「おう、来てくれたか!お前が俺の依頼を受諾したっつーヤツだな?」
そう言いながら、銀髪のショートシャギーに蒼いはっきりとした瞳のワイルドな男………『酒守動乱』はやって来た輝刃に向かってそう問い掛けた。
輝刃「ああ…貴公が酒守動乱だな?俺は月臣輝刃という。」
動乱「ハッハッハ!そう堅くならんでいい。で、さっそく本題に入るんだが………。」
そういって、動乱は輝刃に対して依頼の詳細を教える。
何でも、本来テリブラントのB11エリア周辺の見廻りは動乱を慕う舎弟達がやっているのだが…今日に限って皆が皆別件で行動していて人手が足りないのだという。そこで依頼を募ったのが今回の経緯なのである。
輝刃「なるほど…で、肝心の見廻りの人数はどうなってるんだ?」
動乱「ああ…本来は最低4~5人でB11エリア周辺を見廻るんだが、今日は舎弟達の別件の影響で1人穴が空いてしまったんだ。アンタが受けてくれたから助かったぜ♪」
輝刃「何…俺は受ける依頼は、全力で遂行するからな…。」
動乱「ハッハッハ!頼もしい限りだ!んじゃ、そろそろ集合場所へ行くとするか。」
※※※
テリブラントB11エリア中央広場…その一角に集まる暇だった動乱の舎弟3人。
舎弟ABC「ちょい待て…一言多いぞナレーション!」
だってホントの事じゃん。
舎弟ABC「うっ…反論出来ない…(汗)。」
そうこうしている内に動乱と輝刃がやって来る。
動乱「おう、集まってるな?今日も見廻り頑張れよ!あ…あと今日は空いてしまった穴を埋める為に依頼を受けてくれたヤツを紹介しとくぜ?」
動乱の言い終わりと同時に、輝刃が一歩前に出て挨拶をする。
輝刃「今日空いた穴を埋める為に依頼を受けた月臣輝刃だ。受けた依頼は全力で遂行する。だからお互い頑張ろうぜ。」
そういって、輝刃は一礼をする。そして少し動乱の舎弟達と談話をしたあと動乱の声が掛かる。
動乱「よし!では見廻りを開始する。言っておくが、自分の身は自分で確りと護れよ?それじゃ、見廻り…開始!」
その掛け声と共に舎弟達はそれぞれ別々に見廻りを始める。もちろん、輝刃も彼らとは別ルートで見廻りを始めた。
-5分後-
輝刃「……………………(黙)。」
ただ黙々と周りの様子を眺める輝刃…。テリブラントは基本法が届かない為、治安がかなり悪い。ホームレスやストリートチルドレンもザラだが、何よりこのテリブラントは輝刃のような『人外』の溜まり場になっている傾向が強いのだ。テリブラントに住む『人外』の理由は様々だが、その大半は『家賃等の生活単価が格安だから』が占めている。
もちろん、『自身が【人外】である事を悟られない為に』という理由もあるが…やはり大半は『生活単価の格安ぶり』のようである。
輝刃「…………?」
ふと、輝刃は何かの気配を感じ立ち止まる。と同時に輝刃を包囲するようにゾロゾロと人が集まる。
輝刃「ふむ…囲まれたか。それも…どうやら俺と同じ【人外】の気か…。」
その言葉と共に輝刃を包囲していた奴らの姿が変貌していく。
人外A「キヒヒヒ…どうやら同胞のようだな…。まぁいい、オメェの金品を全てオレ達に寄越せやぁああああああーーーーーー!!!!」
その言葉と同時に、人外達が輝刃に襲いかかる。
輝刃「やれやれ…そう簡単に済みはしないか。まぁ…ちょうどいい“ウォーミングアップ”にはなるかな!」
-更に10分後-
見廻りを済ませ次々と元の集合場所に集まる動乱の舎弟達…そしてそれからちょっとして輝刃が戻って来る。
舎弟A「おっ、戻ってきたみたいだな…ってうわぁ…(汗)。」
そういって、動乱の舎弟Aは輝刃の姿を見て唖然となる。そりゃそうだ…今の輝刃の姿は、少し殴られた痕があったものの服が砂埃まみれになっているのだから…。
動乱「オイオイ…大丈夫なのかアンタ?」
輝刃「ああ…このくらい、払っとけば砂埃は取れるし殴られた痕も時期に徐々に元に戻る。」
そういって、何事も無かったかのように佇む。その振る舞いを見た動乱の舎弟達は心を一つにしてこう思った…。
〈うわぁ…何つータフさだよ…(汗)。〉
でも、動乱自身はと言うと…
(ほぅ…こいつァなかなか筋が通っているな…面白ェ♪)
とか思ってたりしていた(苦笑)。
それにしても、相変わらず輝刃のクールっぷりはカッコイイね~。
輝刃「そうか?というか…今回は新たに登場したキャラのプロフィールを書くんだろ?」
ああ…んじゃ、新たに登場した『酒守動乱』のプロフィール…行くぜ?
名前:酒守動乱
年齢:見た目20代前半くらい(実年齢500歳超え)
性別:♂
種族:鬼人
容姿:銀髪のショートシャギーに蒼いはっきりとした瞳、身長は2m前後の筋骨隆々とした体格で顔立ちはややワイルド系、ワイルド系の服装が主で腰には酒瓢箪を携えている
性格:豪放磊落で面倒見の良い兄貴肌、でも意外と恋愛に対してかなり純粋な所がある
詳細:生まれは東北で元々はプロの格闘家を目指して上京したが、動乱自身の出生の為にやむ無く断念し御凪市へやって来た経緯を持つ
性格の良さと腕っぷしの強さからテリブラントB11エリアの先代統括者から統括を受け継ぎ現統括者となった
ちなみに、生まれである東北の故郷に幼馴染みの娘が居る
かなりの酒豪であり、暇があれば腰に携えている酒瓢箪の中の酒を飲んでいる(酒にはめっぽう強い方)
輝刃との出会いにより、輝刃の洗練された強さに関心を抱きいつかは拳を交えたいと思っている(苦笑)
鬼人の中でも珍しい『酒呑童子系』の鬼人であり、覚醒すると本来の姿になると同時に酒豪っぷりにも拍車が掛かる(苦笑)
こんな感じだ。という訳で、動乱カモ~ン♪
動乱「おうよ!酒守動乱参上♪しかし…幼馴染みの下りはちと勘弁してくれ…(照苦笑)。」
輝刃「フフッ…さすがの動乱も、異性との付き合いには弱いか?」
動乱「いや…そういう訳じゃねぇんだが…(汗)。」
まぁいいじゃねぇか。どうせ番外編書く事になったら、否が応にも出てくる訳だし…。
動乱「え…………(汗)。」(そういって、そのまま固まる)
ま…そういう訳で、次回もよろしくな~♪
-偽次回予告-
果たして、その出会いは偶然かはたまた必然か?
突如として輝刃の前に現れた少女…彼女との邂逅は一体何を意味するのか?
次回、『人狼と少女との邂逅と蠢く闇』
満月が煌めく夜、その牙は悪を砕く…
※偽次回予告なので、本編とま~ったく関係ありません。あしからず。(謝)