2nd.write 休み時間と謎の女
ふい~……何とか書けた~。
輝刃「…今回はずいぶんと間が空いたな?」
あははは…実はなかなか次の構成が思いつかなくて………。
輝刃「…嘘だな。本当の事を吐け…でなければ…。」
うっ…(汗)!ホントの所、ゼロからのスタートだったので何の構成も組み立ても無かったんです!すんません!(超土下座)
輝刃「…まぁ、当然の事だからあまり糾弾はしないが…次は気をつけろ。」
はいっ!という訳で、本編スタートです。
A.M8:30
――宮丘学園高等部2階・輝刃と澪織のクラスの教室――
始業5分前に入り輝刃達のクラスの教室は少し賑やかである。
『しかし昨日のテレビは面白かったよなぁ♪』
『ああ…特にあの芸人の掛け合いはなかなか……。』
『ねぇねぇ…昨日凄いイケメン見つけたのよ~♪』
『え~…!どんな人だったの?』
そんな賑やかな中、一ヶ所だけ少し冷めきった雰囲気の席が一つあった。
「……………………………。」
当然の事ながら輝刃の席である。普段からクールで冷めた印象を持つだけあり、その周りは誰も近寄る事は難しい―――
『よぉ輝刃!相変わらず冷めきってるなぁ♪』
訳では無い。一応話しかけてくる男子も居るには居るのだ。が、当然返ってくる言葉は―――
「………これが俺だからな。」
とこんな感じ。分かる者にとっては何ら変わりない事だが、初めての人からすれば印象が悪い事この上ない。しかし、どういう訳か例外もいるようで―――
『ほぉ……なかなかに肝の座っとる奴も居るんだな?』
いつものようにほけぇ~…としていた輝刃の目の前に現れる男――いや、女がいた。
「?なんなんだお前は………。」
自分の目の前にいきなり現れた女に、輝刃は少し真剣な面持ちで見る。見た感じからしてショートヘアーの黒髪に少し鋭い朱色の瞳の、いわゆる『ボーイッシュ系』な女である。
『ああ…すまない。いつもは野暮用で席を空けていたのでな…あまり見掛けぬ男につい、興味を持ってな…。』
女のその言葉に、輝刃はただフッ…と微かな笑みを浮かべつつ答える。
「俺に興味を持っても、何の面白みも無いがな?」
そういって、彼はそのままそっぽを向く。そんな彼の動きに女はただクスクスと笑いながら自分の席に戻る。A.M9:25
始業前のホームルームが終わり1時限目は日本史の時間だったが、当然の事ながら輝刃はその1時限目の終わりまでぐっすり寝転けていた。こんなグータラな態度なのに、何故かテストの成績がいつも上位をキープしているのは正に"謎"である。
「ふぁ~あ……1時限目は終わりか。えーと次は……。」
そう言いながら、寝惚け眼を覚ましつつ輝刃は次の授業の準備を始める。と、彼の目の前にまたあの女が現れる。
『やぁ…次の授業の準備かな?寝坊助君♪』
女の発言にちょっとムッとなる輝刃だったが、その次の耳元での囁きに目を見開く。
『あんまり寝過ぎると、体に悪いぞ……人狼君♪』
そのまま輝刃はその女の方を睨みつける。が、女の方はただクスクスと笑いながら彼の側を離れる。
「(あの女………俺が人狼の血の末裔である事を知っている?何故だ……(考)。)」
輝刃はその女が何者なのかが気になり、次の授業場所である理科室に着くまでその事ばかりを考えていた。
輝刃「……また新たなキャラの登場だな?」
はい……そのようですね。
輝刃「…大丈夫なのか?」
………正直な話、少し大変です。
輝刃「まぁいい…で、プロフィールはいつ書くのだ?」
えーと……一応正体が明らかになった時にでもと…。
輝刃「そうか……まぁ、少しは焦らしてもいいだろう。しかし…書くのなら、しっかり書けよ?」
はい…その時は誠心誠意に書きます。
という事なので、話に出てきた女性のプロフィールは正体が明らかになった時にしっかりと書きます。では、その時まで…。
あ…それと、次回もよろしくです。(一礼)