表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/18

お見合い

(カッコいいじゃん………はっダメよダメ私はこの男に嫌われなきゃいけないんだから。)




「お初にお目にかかりますこの家の当主を勤めますロジエールと申します。」




(出た~緊張を隠すためのお父様の嘘臭い笑顔!)




「こんにちは、本日はお招きありがとうございます。」

ニッコリと微笑むアレクシスはメイドさえも赤くほほを染めるほどの笑顔だ。

(これが世に言うダイヤモンドスマイルなのかなしら………それにしても………どうやって嫌われよう………。)

「アルセーラ……おい。」と横にたっていたお父様が私の腕を肘でつつきながら挨拶をするように指示を出す。





(まず……第一印象は大切よね。なんかの本にも見た目八割って………見た目?)

「お初にお目にかかりますアレクシス様、アレキサンドリア領領主の娘アルセーラと申します。」と超絶仏頂面のまま挨拶をした。

(どうよ、この完璧なまでの仏頂面まさにキングオブ仏頂面と言っても過言でないわ。)





今まで王子に挨拶したご令嬢はさぞ優雅に微笑みながら自己紹介をしたことだろう。

(こんな人他にはいなかったでしょう。)と私が心の中でニタニタと笑っていると、隣のお父様の笑顔がどんどんとひきつって額には大粒の汗をかいていた。




「………。」当然王子もビックリしたようで、顔が少しひきつっている様子だ。

あわててお父様が「む、む、娘は体調がすぐれないようなので、しばしここでお待ちください。」とわたしの腕をつかみ奥の部屋へと引っ張っていった。





「お前………どういうことだ王子相手にあんな………。」とお父様がすごいけんまくで怒ったので、私は「あんなってどんなです?だいたいわたしは王子となんか結婚するのは嫌ですわ。」といってやった。

「なぜだ?王子と結婚すれば今よりも幸せになるというのに。」

「それはファンタジーの世界です。」

(現実に私はあの男に殺されるのだ。)

「だから、お見合いは嫌だと言ったのに。」と私がうなだれると。お父様は「とにかくきちんと対応するように」と私に命じるように言った。





それからお父様はアレクシスのもとに戻るようにと言って部屋を出た。

「マリア……今から会いにいく王子に嫌われたいんだけどどうすればいいかしら?」

「なぜ嫌われたいのですか?アレクシス王子は笑顔がとても素敵な優しいお方だと評判ですよ!」

(本当のことは言えないし………。)

「私………イケメンって無理なの。なに考えてるかわからないし………それにこいつの家スゲーボロ家じゃんって思ってそうで。」

「お嬢様………イケメンとは何ですか?」

(えっそっち?イケメンの語源なんてわからない………どうしよう。)




「えっと………いけてる……カッコいい?魅力的…?な男性のことかな。」(たぶんね!)

「最近はそういう言い方をするのですね。確かにそういう意味ではイケメンですね。」

「でしょ!だから………。」

「だからといって、王子に対して失礼をしてもいいわけではありませんよお嬢様。」とマリアはいつものように私をしかりつけるように指で私の顔をさしながらしゃべっている。





(でも………どうにかしなきゃ………。私は………。)


感想、レビュー、評価をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ