表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/18

過去と現在

「ロジエール様どうなさいましたか?お顔色が優れませんが……。」

「いや、アルセーラの父上からアルセーラが流行り病にかかったと……。」




アルセーラは以前結婚を前に私から願い出て結婚を取り止めにしてもらった。

(あのときは、15も年の離れた僕と結婚するのはかわいそうだと思い結婚をやめてもらった。)





彼女は、僕よりも若くこれからだって色々な恋ができる、僕よりも素敵な人が現れると思い身を引いたのだ。





(本当に好きだからこそ幸せになってほしかった。それなのに……病なんて……。)




「ロジエール様どういたしましょう?」

「……会いに行こう。」

「ですが、以前結婚をお断りした間柄です……領内にもいれてもらえるかどうか……。」

「だけど……」




(だけど、ここで会わなければ、確実に後悔する……あのときも……結婚を取り止めた最後の日…彼女に会った最後の日……。)





泣きそうな彼女に僕は土下座をした。もちろんそれが正しいと思ったからだ。しかし、彼女は目に涙をためて「あなたに謝ってほしい訳じゃない。私はあなたのことが好きだったのに……それじゃダメなの?」と震える声でいっていた。その光景が、頭から離れなかった。あの時、年のことを気にして結婚を辞退した自分の判断が間違っていると思った。しかし、一度動きだした歯車は止められず、後悔はできても再び婚約者になることはできなかった。






「私は……どんな状況になっても後悔だけはしたくないんだ。」

「ロジエール様……わかりました。行くだけいってみましょう。その後どう転ぶかはわかりませんが後悔はしないと思いますから!」と側仕えが励ましてくれたので、私は、アルセーラの父上に見舞いにいく胸を伝えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ