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~プロローグ~

 【プロローグの変】

 時は!西暦15990年!

 日本はGIFU県とAICHI県の中央を境界にして、東日本と西日本で全く異なる文明、生活様式が発達していた!

 

 「歴史?伝統?ファッキン!科学とテクノロジーこそ人類の希望であり目指すべき到達点である!」

 これは東日本大統領、徳川家康Ver・999・0・1の言葉である。

 人類はかつてのオーバーテクノロジーを追い越し、歴史伝統を排し、トウキョウを中心にメガロポリスという言葉すら生温いほどの科学的発展を遂げた東日本。

 

 「日本建国16000年の古来からの歴史、伝統・文化を守り続け、未来に繋げていくことこそ日本人に課せられた使命である!」

 これは西日本関白、九百九十九代目豊臣秀吉の言葉である。

 東日本の発展発達を「暴走」と断言し、トウキョウに対抗して京都大阪から科学・テクノロジーを一切排し、伝統を守る方針に舵をきった西日本。


 東西は真っ二つに対立し、東日本による一方的な虐殺が――とはならなかった。

 レールガン、波動砲、ロボット兵器を導入する東日本に対し、西日本は妖術、忍術、陰陽道で対抗し、戦場は泥沼と化した。

 時の権力者二名の断固たる態度と政策は日本各地を混乱に陥れ、これに伴って勃発した大小様々な戦、動乱をまとめて「第十次応仁の乱」と呼ぶ。

 

 千五百年ぶり十回目の戦国時代は混迷を極めたが、ある人物の登場により突如として終わりを迎えることになる。

 織田信長である。

 この第六天魔王は最も激しい戦場となっていたNAGOYAに突如爆誕。その圧倒的実力とカリスマで戦場を鎮圧して回り、遂に両陣営大将をKIYOSU城に集結させ、和睦を成立させた。これがかの有名な「KIYOSU会議15990」である。

 

 こうして日本に一時の平和が訪れた。しかし新・三英傑の身勝手な政策とその戦争の終結に各地で不満の声が囁かれるのは当然。戦争再開は時間の問題だった。

 これに対し鎮圧、焼き討ち、滅殺による支配を検討していた織田信長であったが、しかし彼は過去の過ちを反省していた。

 「是非に及ぼせ。強引な征服と服従によりワシは過去に明智られた。どうするべきだ……ふむ、これからの日本を担う人材を、平和を願い、平和を継続することを理想とし、そのために社会貢献できる者を、知識を詰め込むスパルタ教育ではなく、「ゆとり」を持って教育するのはどうだ?」

 こうして織田信長が学長を務める寺子屋「熱田神宮学校」。通称「熱校」は創設された。

 

 これは、熱校に入学した東西総大将のバカ息子とドラ息子、そしてその愉快な仲間と部下と許嫁の物語である。

 


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