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誕生日!

この話を書くのは久しぶりですね。

9月になった。それと同時に2学期が始まる。莉奈ちゃんが僕の妹になってもう2ヶ月。新しい生活にはもう慣れたかな。そして9月12日、僕は誕生日を迎えた。これで17歳。とはいえ、この日は何もない平日。朝起きても特に変わったことはない。居間に上がって朝食を食べて学校に行くだけだ。


目を覚ました僕はトイレを済ませ、顔を洗い、歯を磨き、居間に上がる。そして・・・




「大和(お兄ちゃん)、お誕生日おめでとう!!!」




目が覚めて居間に上がった僕にかけられたのは、父と義母、そして姉と義妹の熱い声援でした。




◇ ◇ ◇




朝食を済ませた僕は学校に向かった。いつものように駅で真綾・理香と合流。莉奈ちゃんとは学校の方向が違うのでここで別れる。


電車の車中、真綾が、


「そういや大和って、今日が誕生日だよね」


と言ってきた。理香も、


「そういえばそうだ」


と言う。そして僕は、


「そうだよ」


と2人に返す。すると2人は、


「おめでとう」


と揃って言ってくれた。




◇ ◇ ◇




学校では特に何もなかった。普通に授業を受けて普通に昼食を食べる。いつもの通りだった。そして夕方になり、部活に参加する理香とはここで別れる。帰りは真綾と一緒だ。そして、駅で真綾と別れる際、




「そういや大和、これから莉奈ちゃんから大切な話があるみたいだよ」




と僕に言ってきた。




◇ ◇ ◇




家に戻ると誰もいなかった。しかし父さんから、「これからみんなで食事する」と言うLINEが届いており、僕は父さん・真莉子さん・美穂姉・莉奈ちゃんがもういるというレストランに向かった。レストランに入り、店員に案内された個室に向かうと、すでにこれから食べようとしている4人がいた。


「大和、遅い!あんた、今日が何の日なのかかわかってるの?」


美穂姉が僕にこう言ってきた。はい、わかってますとも。


僕は席に着くと、ステーキセットを注文した。他の4人は僕が食べている途中にもう食事を済ませた。そして僕が食事を食べ終えようとした時、店員さんがやってきた。


「桜井様、バースデーケーキを用意致しました」


店員さんはそう言い個室を出る。しかし店員さんの言葉、そして「Happy Birthday」と書かれたチョコレートが載せられたケーキは・・・


そして、4人は声を揃えて僕にこう言ってきた。




「大和(お兄ちゃん)、誕生日おめでとう!」




4人はそう言い、それぞれ僕に誕生日プレゼントを差し出した。そして莉奈ちゃんは、




「大和お兄ちゃん、莉奈から大切な話があるの。聞いてくれる?」




と僕に言ってきた。僕は、




「何の話?」




と莉奈ちゃんに言った。すると莉奈ちゃんは、




「大和お兄ちゃん、だーいすき。これからもずーっと一緒だよ」




と笑顔で僕に言ってきた。どうやら莉奈ちゃんから大切な話はこれのようだった。

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