表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
感情爆発『幽霊鬼』(旧題:幽霊鬼録)  作者: ナック
第1章その男、幽霊鬼につき
9/20

第6話

久しぶりの更新です、のんびりな更新ですがどうかお付き合い下さい。

お願いします。



浴衣を小袖に変更

 諒は屋敷の前で気配を探っていた。


「・・・やはり、気配がするな」


 立ち止まっている諒に、蛍は注意する。


「こんな、所で立ち止まっていても、埒が明かないよ!さっさと行くよ!はりあっぷだよ!」


 諒は蛍の発言を聞いて目を薄めにし、めんどくさそうに頷く。


「はい、はい・・・」


 蛍はその発言を聞き、向きになって怒った。


「ハイは一回!!」


 諒は肩を竦めて、屋敷の入り口に向かって歩いて行った、それを見て蛍は、慌てて言った。


「あぁー!だから、行く前にお面を付けてよ!」


「ーーあっすまん、忘れてた」


 諒はそう言うと左手を顔に当てて霊力を集中させた、すると黒い鬼の面が現れて、服装を戦闘用の服に瞬時に変わった。


「……これでよし」


 諒はそう発言すると屋敷の門をくぐり、玄関を開けた。

 屋敷の中に諒が入り辺りを見回すと、そこそこ広い玄関で建物自体も、数年前から人が住んで居ないとは思えないくらい綺麗だった。


「ーー灯りがなくて、少し暗いが人が住んで無いとは思えないな」


「まぁ、人じゃ無くて妖怪は住んでるしね」


 諒は座敷童子の場所を探るために、目を瞑り霊力を集中させた。

 だけど、視界にノイズがかかった様な状態になり、諒が首を傾げると蛍は聞いてきた。


「どうしたの?」


「いや、ノイズがかかったように何の気配も感じないんだ」


 そう言い諒が目を開けると、そこに赤い小袖を着た少女が背中を向けて蹲って居た。

 諒は少女に話し掛けようと近づいて行く。


「さっきまで、居なかったのに……」


 諒が後もう少しで、少女肩に手をかけようとした。その瞬間、少女が諒の方向を向いて大きく喋り掛ける。


「ーーお兄ちゃん、

 ア・ソ・ビ・マ・ショォ〜〜!!」


 そう言われた瞬間、諒の視界が白く塗り潰された。

諒はどうなるのか、次回に続く、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ