第6話
久しぶりの更新です、のんびりな更新ですがどうかお付き合い下さい。
お願いします。
浴衣を小袖に変更
諒は屋敷の前で気配を探っていた。
「・・・やはり、気配がするな」
立ち止まっている諒に、蛍は注意する。
「こんな、所で立ち止まっていても、埒が明かないよ!さっさと行くよ!はりあっぷだよ!」
諒は蛍の発言を聞いて目を薄めにし、めんどくさそうに頷く。
「はい、はい・・・」
蛍はその発言を聞き、向きになって怒った。
「ハイは一回!!」
諒は肩を竦めて、屋敷の入り口に向かって歩いて行った、それを見て蛍は、慌てて言った。
「あぁー!だから、行く前にお面を付けてよ!」
「ーーあっすまん、忘れてた」
諒はそう言うと左手を顔に当てて霊力を集中させた、すると黒い鬼の面が現れて、服装を戦闘用の服に瞬時に変わった。
「……これでよし」
諒はそう発言すると屋敷の門をくぐり、玄関を開けた。
屋敷の中に諒が入り辺りを見回すと、そこそこ広い玄関で建物自体も、数年前から人が住んで居ないとは思えないくらい綺麗だった。
「ーー灯りがなくて、少し暗いが人が住んで無いとは思えないな」
「まぁ、人じゃ無くて妖怪は住んでるしね」
諒は座敷童子の場所を探るために、目を瞑り霊力を集中させた。
だけど、視界にノイズがかかった様な状態になり、諒が首を傾げると蛍は聞いてきた。
「どうしたの?」
「いや、ノイズがかかったように何の気配も感じないんだ」
そう言い諒が目を開けると、そこに赤い小袖を着た少女が背中を向けて蹲って居た。
諒は少女に話し掛けようと近づいて行く。
「さっきまで、居なかったのに……」
諒が後もう少しで、少女肩に手をかけようとした。その瞬間、少女が諒の方向を向いて大きく喋り掛ける。
「ーーお兄ちゃん、
ア・ソ・ビ・マ・ショォ〜〜!!」
そう言われた瞬間、諒の視界が白く塗り潰された。
諒はどうなるのか、次回に続く、




