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2ーB
過日、殿が所領の村々を視察で巡っておられた際、籠訴があった。
訴人いわく、自分は村の予言者である、とのこと。
胡乱では あったものの、一歩 間違えれば厳罰に処される事もあり得る所、覚悟の上で直訴に踏み切ったとのことで、殿は その勇気に いたく感じ入っておられた。
結果、
代官は切腹。
手代は打ち首。
悪事に荷担した村人たちは磔と相成った。
しかし、殿が いつ、どこを見て回るかは、殿と我ら家老を除き、何人も知るはずは なかったのだが、もしや、予言者との触れ込みは真で あったのだろうか?
~とある藩の 家老の日記より~




