【神輿 恋菜代筆】「朝起きたら神様に企画へ投稿されていないジャンルがまだ7つあるから何とかしろと言われた」
私は可憐で美しい深窓のお譲様。
但しちょっとお酒につぎ込み過ぎちゃってお財布の中は赤字続き。
そんな私に朝起きたら神様からお告げがありました。
「神輿 恋菜よ。お主の個人企画『朝起きたら企画』じゃが、まだ登校されていないジャンルが7つある。そのジャンルを全て埋める事が出来れば何かひとつ望みを叶えてやろう。と言うかなんでコメディばかりが登校されてくるんじゃ?」
神様、突っ込んでいいのか判らないけど、『登校』は『投稿』の誤記だと思います。そしてコメディばかりが投稿されてくるのは私の責任ではありません。
因みに2025/10/8時点でまだ投稿されていないジャンルとは次の7ジャンルだった。
ハイファン 歴史 VRゲーム 宇宙 パニック エッセイ リプレイ
えー、大人気ジャンルなはずのハイファンが未投稿なの?それって企画としては失敗なんじゃないかなぁ。
なので私はまずちょっと前まで大派閥を構成していたハイファンから何とかしようと思った。
因みにリプレイはゲーム系のプレイ実況という建前なので投稿が無くてもかまわないはずです。と言うか元にするゲームが無いんだから書けるわけないじゃんっ!
で、ハイファンと言えば異世界である。でも短編は人気がない。まぁ、ハイファンの王道は連載投稿だからね。
でも今回は別にポイントが目当てではなく投稿実績がつけばいいだけだから短編に投稿しようっ!
こうして私は次のようなハイファン短編作品を投稿した。
タイトル:転移先の異世界で無双していたら請求書が届いた件
その時、俺はこのクズみたいな世界に絶望してひとり満月に向かって叫んでいた。
「リア充、爆発しろ!5千億円くれ!」
するとその叫びに呼応するかのように俺の頭の中にチャンスベルがこだました。
ぴんぽ~ん!
「あなたは今回、異世界無料体験チャンスにご当選しましたっ!このチャンスと契約する場合は『1』を、もう一度説明をお聞きになる場合は『2』を押してください。」
異世界無料体験チャンスっ!これは糞みたいな世界から疎外され続けてきた俺に対する神からのご褒美なのか!
なので俺は当然のように脳内にイメージされたボタンの『1』を押した。するとまた脳内に女神、・・多分女神だろうと思われる女性の声が届いた。
「これにて契約は成立しました。それでは異世界をご存分にお楽しみ下さい。」
女神が内心、「また馬鹿が引っかかった。これだから電話詐欺はやめられないわ。」とほくそ笑みながら電話を切ったであろう次の瞬間、俺は異世界へ跳んだ。
ここは異世界。なので当然設定は中世欧州風。そんな世界で俺は大国の王子で冒険者で勇者だった。しかもこの異世界では、王族は家系存続の為に一夫多妻制なので俺には十数人の見目麗しい妻たちがいた。
なので俺は王族の義務として彼女たちと子孫繁栄をするのに時間を取られ冒険どころではなかった。
そう、これは義務なのだ。俺としては冒険者としてダンジョンとかに潜りたいのだが義務なのだから仕方がない。
その後、結局俺は王族の義務として24人の正室と側室、それとは別に20人以上の女の子たちと夜の運動会を営み、合計53人の子供をもうけた。
そしてそれらの子たちを男子の場合は国内の有力貴族たちへ無理やり養子にだしたり、女子の場合は各国の王家に嫁がせたりして俺の血筋を広げ、この異世界を血族という繋がりで掌握していった。
だがそんな我が世の春を謳歌している俺だが、まだ野望はある。そう、世界は広いのだ。なので俺は愛人数世界一でギネスブックに認定される為に、今日もまた可愛い女の子を求めて森を探索している。
そして今日、俺は新たな『群れ』を発見した。なので俺はそれとなくその群れに近付き観察を始めた。
群れの規模は大人の女性が5頭と子供が7頭で総数12頭。
そして子供の内3頭は今年生まれたばかりの赤ちゃんだ。多分この赤ちゃんたちが漸く歩けるようになったので、この群れはこの森までやってきたのだと俺は推測した。
そして赤ん坊を産んで子育て中の母親は肉体的に交尾を受け付けないので俺が狙うのは残りの2頭だ。まぁ、子育て中の3頭もいづれはまた交尾を受け付けてくれるようになる。
更に子供たちの内、2頭の女の子もいずれは交尾可能な年齢になるのでこの群れを俺の保護下に置くのになんら問題はなかった。
なので俺はまず群れのリーダーらしき熟女にちょっかいを出した。
「やぁ、俺はこの一体を縄張りとしている王だ。見たところ君たちはどこからか流れてきたみたいだね。なので目的地がないのならばここで暮らさないか?」キラリンっ!
俺は対女の子篭絡戦術である白い歯を笑顔でニコっとした口元から覗かせる、通称『ニコポ』攻撃を仕掛けた。
この攻撃の破壊力は絶大で、素人ラノベ作品ではこの攻撃に耐えられたヒロインはまずいない。当然この群れの全ての雌たちもイチコロだった。
こうして俺は新たに5頭の愛人+未来の愛人予定2頭をゲットした。しかし俺の目標は愛人の数世界一である。
そう、俺の目標は『オーク』の中でモテモテなハーレムを築く事なのだっ!勿論そのハーレームを守るのが俺の役目である。
なので俺の大切な女たちを狩ろうとする人間共には容赦はしない。スーパーでオークの肉を買っているやつらも敵である。
そうっ!俺は豚の魔物である『オーク』の王っ!但し前世の記憶がまだ少しあるので人間の『可愛い』女の子が、どうしても俺のハーレムに入りたいと言うのならば考えなくも無い。
もう一度言うっ!この異世界では俺こそが正義だっ!世界は俺の為にあるっ!全てのメスは俺のモノだっ!
という夢を俺は見た・・。
「なんだ、夢かよ!」
うん、ちょっと飲み過ぎちゃったのかな。でも正直、夢ならば覚めて欲しくなかった・・。しかし後日、現実は俺に更なる過酷な通達をして来た。
ぴんぽ~ん!
「今回は当社の異世界『有料』体験チャンスをご活用頂きありがとうございます。それであなた様がお選びになられた『チートハーレム俺様系』コースの代金として33万円をご請求致します。」
いつのまにか無料体験が『有料』になっていた。しかも一夜の夢の代償としては33万円ってすげぇ高くないですか?
いや、ホストクラブやキャバクラで弾けちゃう人は一晩で何百万も使うって言うからそれに比べたら格安か?
まっ、いいや。そもそも夢にお金なんか払う必要は無いしな。なので俺は消費者庁にこの件を報告して請求を取り消させまた寝たよ。
-俺たちの物語はこれからだっ!-
こうして私は無事ハイファンジャンルへの投稿使命を完了させた。後、残るジャンルは『歴史 VRゲーム 宇宙 パニック エッセイ』である。
注:リプレイは特殊なジャンルなので除外しました。
と言うか、これを書いている内に誰かがひとつくらい無投稿ジャンルを潰してくれると思っていたんだけど現実は中々厳しいようだった。
注:これの予約投稿5時間前にエッセイジャンルへは作品が投稿されました。でも内容を修正するのが面倒なのでこのままだっ!
まぁ、本来それは主催者が担っていたからね。しかし主催者が動きづらいというのならば信者たちが助けるのが筋であろう。
そう、与えられる甘露を貪るだけでは生きているとは言えない。相互扶助こそが人と人の繋がりを深めるのである。
そうっ!冒険者とは読者から始まり作者へランクアップし、最終的には『勇者』を目指すものなのだっ!
なので若人たちよ、まずは『朝起きたら』というお題でエッセイを書いて投稿しようっ!そうすれば晴れて君も『神輿 恋菜コンツェルン』の一員だっ!
-今夜も飲むっ!-
そろそろ本家がなにか書いて投稿してくるだろうから【神輿 恋菜代筆】は今回で終わります。
でも皆さんはどんどん投稿していいんだからねっ!そもそも開催期間は11月6日までだからっ!




