#3 学校生活
みなさんこんにちは!アオです!
それでは「ゲーム廃人から始まる恋物語」をどうぞ!
目覚まし時計が朝を告げる。俺は少し眠い体を起こしながら
カーテンを開ける。寝るギリギリまでゲームをやっているので目覚めは
あまり良くない。現在の時刻は6時45分。俺は自分の部屋を出て
リビングルームへ足を進める。扉を開けると
母「おはよう、祐樹。」
俺「おはよう。母さん。」
といつものように母さんとあいさつを交わす。父さんは俺が4歳のときに
他界してしまった。あまり父さんのことを覚えていないが
雰囲気だけだがなんとなく本当になんとなく思い出す時がある。
そこから母さんが一人で育ててくれた。だから、俺は母さんに反抗する
ことはなかった。といってもゲームをやっているときに呼ばれると
少しムカついてしまうが。それでも母さんには感謝しきれない。
朝食を済ませ身支度をした俺は暇になってスマホで公式SNSを見る。
イベントの告知やグッズ販売などの情報がいち早く入手できる。
公式SNSを見ていると今日の午後にメンテナンスがあることを知った。
そういえばゲーム内でも告知されていたなと思い出した。
まあメンテナンス期間は今日の14時から15時までなので俺がやるころには
すでに終わっているはずだ。さすが運営、みんながやらない時間を把握している。
そんなSNSのチェックをしてふと時計を見ると時刻は7時40分すぎ学校までは
約20分程度で着く。俺はそろそろだなと思いスマホを置いて立ち上がる。
まだ朝早くで登校する人はまばらだ。俺はそんな道を一人歩きながら
速く帰りたいと行きの時点でそう思っていた。
俺「おはようございます。」
先生「おはよう。」
俺は正門に立っている先生にあいさつを教室へ向かう。
すでに投稿してきた人がおのおの話をしている。昨日のテレビがどうだった
だったり、昨日のライブ見た?だったりそんな他愛もない話だ。
俺は話をしている人たちを遠目に宿題などの提出を済ませる。
高校ではスマホを持ってきて良いのだが俺がやっているゲームはPC用なので
やることがなく俺は隅に置かれている本を手に取る。
適当に選んで席へ座る。HRの時間までこんな感じで俺は毎日すごしている。
あれだけゲームを楽しんでいた俺だが現実世界となるとそんなことはない。
ひたすらに一日が終わるのを待つだけの超絶陰キャだ。
同じゲームをやっている人がいれば話が合いそうだがあいにく同じ
ゲームをやっている人はいない。まあやっていても俺から話しかけることは
まずないのだが。だからこそしゃべる相手なんていない。
親友という親友すらいなくていつも俺は一人読書をしている。
HRが終わり1時間目も終わり気がつけば放課後になっていた。
放課後では部活がよくあるのだが俺はゲームやりたさだったり
そこまで打ち込めそうなものがなかったことを理由に部活には入っていない。
そのため学校が終わったら家に直行だ。母さんにただいまとあいさつを
して俺は自分の部屋に行きかばんを置く。そしてそのまま
ゲームを起動させる。この時が一日のうちで一番楽しい。
【ゆうがログインしました】
まだ時間が早かったのか俺のパーティーは俺以外いなかった。
数分、来るかと待ったが来る気配はなかった。そりゃあそうか同じ高校の人だと
この時間はまだ部活を行っている時間だ。俺みたいな廃人でない限り
この時間に来る人はいないだろう。そう思った俺はそのまま
一時的なパーティーへの参加申請をした。申請は1分程度で完了し
イベント周回の始まりだ。現在のイベントにはランキングというものが存在する。
ランキング上位に入れば豪華アイテムだったり称号がもらえる。
俺は毎回1000位以内を目指すようにしてイベント周回をしている。
しかし今回のイベントはかなり難易度が高く周回効率も悪い。
現在の順位は3000位で残り期間は約1週間程度だ。
まあこのままいけばなんとかなるだろう。俺はそう思いつつイベントの周回を
進める。時計を見ると7時前になっていた。俺はイベントの周回を引き上げて
ログアウトした。そしてそのまま俺はリビングルームへ向かった。
母「祐樹、そのお皿とってもらえる。」
俺「わかった。はい。」
俺は母さんに言われた皿を取って母さんに渡す。
母「ありがとう。」
俺は夜ご飯の準備をして食べ始める。毎回食べるときにはラジオを流す。
それだけで少し寂しい気持ちを紛らわす。
俺「ごちそうさまでした。」
俺はそう言って立ち上がりお皿を片付け始める。この後は風呂に入るまで
ゲームだ。残り30分程度遊ぶことができる。
【ゆうがログインしました】
誰かいるかなとパーティーの中を覗いたがこの時間でもいなかった。
もしかしたら一時的なパーティーに入っているだけかもしれないが。
俺はイベントの方ではなくストーリーの方も進め始めた。
30分後、俺は風呂のために1階に戻る。風呂に入り昨日と同じ時間まで
ゲームをする。これが俺の1日だ。何の変哲もないただの日常だ。
こんな日常だが十分俺は満喫できていると思う。ゲームのおかげ。
読んでいただきありがとうございました!
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!