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#12 クエスト(4人で!)

みなさんこんにちは!アオです!

それでは「ゲーム廃人から始まる恋物語」をどうぞ!

テストが終わって初めての休日だ。俺はうきうきとした気分でゲームをログイン。

すでにあおさんとあまいろさんがログインしていたようだ。

【ゆう:お願いします~!】

【あお:あとはきみさんだけですね!】

【あまいろ:はい!お願いします!】

俺たちはそうやって軽いあいさつを交わす。

待つこと数分、きみさんがゲームにログインを知らせる表示が出た。

【きみ:すみません。お待たせしました!それではやって行きますか!】

彼はやる気満々のような雰囲気でチャットが出てきた。

【ゆう:まずは次のイベントに向けて武器の錬成や防具の用意を行いましょう!】

俺はそうチャットをした片手にスマホで次のイベント予想が立てられている

サイトへ飛ぶ。どうやら次は水属性の武器が活躍するのではないかと書かれていた。

他のサイトを見るとやはりそのようなことが書かれている。

【ゆう:調べたところイベントでは水属性が良いのではないかとなっています!】

【きみ:俺は主に氷を使っているから水は持っていないな。】

【あまいろ:私も始めたばかりなので全く持っていないです!】

【あお:私の方は水が戦力だから次のイベントでは大活躍できそう!!】

【ゆう:じゃあ水の武器を作るために水モンスターの敵を狩りに行きましょう!】

俺はそうみんなに指示をしてクエストを受ける。

【ゆうがクエストを受けました。依頼版から確認してください。】

続々と参加者名簿の中にメンバーの名前が入っていく。

何気に4人で行うクエストはこれが始めてかもしれない。

そう思うとなんだかわくわくしてくる。

【あまいろ:お待たせしました!私は大丈夫です!】

2分後準備が最後だったあまいろさんのチャットに反応して俺はクエストを

開始する。いつものように画面が暗転してクエスト開始の文字が出る。

【あお:このクエストってボスが少し強くなかったっけ?】

あおさんの言う通りこのクエストのボスはまあまあ強い。

【ゆう:その通りです。しかし4人いるので良いかなと思い。

    ボスが落とす素材の量が多いので周回的に楽だと思ったからです。】

俺はアバターを操作しながらそうチャットを打つ。

【あお:結構調べているんだね。とりあえずボスの位置を把握するよ!】

俺たちが探し回ること数分、あまいろさんのチャットが目に留まる。

【あまいろ:ボスいました!今私がいるところです!】

俺はすぐにマップに目を移してあまいろさんの場所を把握する。

【あお:わかった!】

【ゆう:了解。すぐに向かうね。】

そうチャットを打ってすぐにあまいろさんのところへ向かう。

あまいろさんは他の人を待っていたようでまだ戦っていなかった。

【ゆう:では今から戦闘に入るのでお願いします!】

【BOSSが現れた!】

そう画面に表示されて映し出されたのはボスだ。

俺がコマンド選択に悩みながらコマンドを押す。するとすぐに移動して

【ゆうの瞑想!ゆうは集中している!】

俺が選んだ技は瞑想。次以降の攻撃のダメージを1.5倍にする技だ。

倍率は少し低めだがそれでも永続なのでかなり強い。

【あおの水手裏剣!7発命中!BOSSに合計2100のダメージ!】

あおさんの技は複数回攻撃する技の中でかなり強い水手裏剣だ。

最高ヒット数は8発で最低でも6発あたるという優れもの。

もちろんさっきあおさんが言っていた通り属性は水となっている。

【きみの凍える吹雪!BOSSに1957ダメージ!】

少しボス戦には向いていない技だが全体攻撃が可能な技となっている。

【あまいろのトラップ切り!BOSSに194ダメージ!】

【BOSSにトラップが仕掛けられた!】

あまいろさんはまだ始めたばっかりなのでこのダメージ数は仕方がない。

まあ属性補正というものがついていないからかもしれないが。

属性補正とは相手の弱点、耐性だったり自分の属性そして属性の有無に

よってダメージ数が変化することを指す。

いかに自分の得意な属性で攻撃して相手の弱点をつくかというものだ。

最大で3倍まで変わることになる。それほど属性は重要だ。

まあ、あまいろさんが仕掛けてくれたトラップも永続ダメージなのでもちろん

あった方が良い。それがたとえ小ダメージだとしても。

その後も俺たちの激しい攻防が繰り返されてなんとかボスを倒すことができた。

俺たちがクエストから受付のところへ戻ってくると

【あまいろ:お疲れ様でした!かなり強かったですね!】

【きみ:そうだね。いや~俺たちもギリギリだったからな。】

少し難しいだけかと思ったが俺たち上級者でも苦戦するほどの敵だった。

【ゆう:次からはもう少し弱いボスの方がいいかもね。次はそうするよ。】

【あお:そうだね。私はちょっとここからバイトが入ってるから

    落ちるね~。バイバイ~!】

なかなかみんなで集まることができない。そして集まれたとしてもこうやって

あまり時間がない。現実で忙しいと言ったらそれで仕方ないかもしれないが。

他の人も落ちるということで俺も落ちることにした。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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