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#10 テスト明け

みなさんこんにちは!アオです!

それでは「ゲーム廃人から始まる恋物語」をどうぞ!

目覚ましがなる。俺はいつも通り重い体を起こしてリビングへ向かう。

今日は定期テスト1日目だ。まったく気が乗らない。一応勉強をしたにはしたが

それでもゲームはやっていたのでそこまで高得点にはならないだろう。

俺はいつも通りのルーティンを過ごして学校へ登校する。

教室にはいつもより多い人がすでに登校していてテストに向けて最終確認を

している様子が見れた。俺はそうしないとなと思うがそのままボーっとする。

そんなことをしているとあっという間に時間は経ってしまい結局何もやらない

ままHRの時間になってしまった。HRではテスト頑張ってくださいという簡単な

言葉で終わった。言われなくてもわかっているがなぁ~.....

一限目。テストの開始を知らせるチャイムが教室に鳴り響く。そのとたん

周りからテスト用紙に書き込む音が聞こえる。

俺は静かにシャーペンを持ち一問一問、丁寧に答えを書き込んでいく。

20分後、もう終わってしまった。ところどころ空白が目立つ。

書いた分には書いたがほぼ全てが間違っているだろう。今の俺にはどうしようも

ないことだ。俺はテスト用紙をひっくり返して残りの時間を過ごした。

1限目が終わると1限目のテストの答え合わせをするもの2限目のテストに

備えるもの、様々な人がいる。俺はさすがにと思い後者の選択を取る。

と言っても話す相手もいないのだが。数分がすごく短く感じた。

そのまま2限目が開始。今さっき覚えたものが出たため内心ラッキーと思いながら

答えを書き込む。やはり事前に勉強をしておくとすらすらと解ける。

時間になるとテスト用紙が回収されて休み時間。そのあともまたテスト

という日課を終え、テスト1日目が終了。やっと終わった!と思いながら

そそくさと家に帰る。真っ先にやることは一つだ。

【ゆうがログインしました】

この時間に珍しくあおさんがすでにログインしていたようだ。

【あお:ゆうさんこんにちは!】

【ゆう:こんにちは。この時間にログインしているのは珍しいですね。】

【あお:はい、そうですよ。たまたま日課が合ってやっていました。】

【ゆう:そうなんですね。僕の方はテストが終わったばっかりです。】

【あお:そうなんですね!テストどうでしたか?】

【ゆう:あまり話したくないのですが、まあ良いとは言えませんね。】

【あお:そうなんですね。もしかして勉強嫌いとかですか?】

【ゆう:はい、その通りです。だからゲームはやめられません!】

【あお:確かにそうですね!イライラしたときには発散がてらやっています!】

俺たちのトークはその後も盛り上がった。時間を見えれば1時間は経っていた。

ログアウトしようかなと思っていた矢先

【きみがログインしました】

その表示が出たのでログアウトしようとしていたことをやめた。

【きみ:みなさん、お疲れ様です。今日は早いですね。】

【あお:きみさんこんにちは!はい!いつもより早いです!】

その後あおさんが今話をしていたことを言った。

【きみ:そうだったんですね。そういえば少し前にイベントが終わりましたけど

    みなさんの結果はどうでしたか?】

【ゆう:俺の方はいつも通りくらいの順位でしたよ!】

イベントが終わるとイベントで集めたポイントが集計されてランキングが出る。

みんなこのランキングの上位に入るため必死にイベント周回をしている。

俺はだいたい1000位前後にいつもいる。もう少し順位を上げたいと思っているのだ

が最近のイベントは敵が強くて周回速度が前より遅くなってしまっている。

【きみ:すごいじゃないですか!?そんなに安定していけませんよ!】

【あお:そうですよ!私は前回のイベントよりも3000位くらい落ちましたから!】

【きみ:俺もあおさんと同じくらい落ちましたから!】

確かにイベントによって順位はかなり変動する。しかし上位の人はだいたい固定。

やっぱり本当のガチ勢という人は違うことがわかる。

ちなみに3万位までしか表示されないのでイベントのランキングに乗るのも

少し大変だ。と言っても慣れれば簡単なのだが。

【ゆう:まあ次頑張ればいいから大丈夫ですよ!】

【あお:確かにそうかもしれませんが次ってまだ告知されていませんよ。】

イベントはだいたい1か月間開催されて約半月開けてまた新しいイベントが

行わるようなスケジュールとなっている。告知は1週間前だ。

【きみ:とりあえずそこまでは次のイベントに向けて武器などを準備しないと

    いけないですね!あとあまいろさんのことも!】

【あお:そうですよね。そろそろ私は時間なので落ちますね~!】

【あおがログアウトしました】

あおさんとは結局、クエストを行うことができなかった。

【きみ:ゆうさんは確か、テスト関係だったんですよね?大丈夫ですか?】

きみさんの言葉にハッと気づいて俺は

【ゆう:そうでした!俺も落ちますね!】

そうチャットを残してゲームをログアウトする。

やる気が少しあった俺は明日に向けて勉強をやりだす。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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