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序章 「雨」
序章「雨」
君はきみでしかない。
私は私でしかない。
自分を忘れたい。
でも…
君は忘れない。
君を思いたい。
けれども思えない
ゆらぐココロ、誰なんだろ
知りたいとは思わないけど…
知ることで、消えることを
恐れる自分がいること
分かることで、遠ざかる
君の存在もあったから
あーぁ、もっと強い自分が欲しいよ
もっと未来を恐れない
そんなココロがほしいよ…
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