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種族学的な分類


種族学的な分類

世界基準(『エデン』の種族研究所)



【人類】→人類、人、人間

・体内に魔石がない。

・知能が高い。

※言語、筆談などでコミュニケーションを取れる。

・血液中の魔力保有量が多い。



人類の特徴


人族(基準)

・一般的な人

・平均寿命約100歳

・身体能力は他種族に比べて劣る。

・非常に頭がいい。


獣人族

・人族に獣や爬虫類の耳や尻尾に鱗など、身体的に獣的要素がある。

・幼児期に獣型、人型と安定しない。

・部分獣化(腕、脚など)が出来る。

 ※MAXを全身獣化と呼ぶ。

・平均寿命100歳

・身体能力が高い。

・知能は人族にやや劣るが、種にもよる。

・様々な種が存在し多様な種族。


 獣人族○○種と、○○の部分に動物的要素が入る。


(具体例)

 獣人族猫種、(ヒョウ)種、虎種、犬種、狼種、蜥蜴(トカゲ)種、鳥種など。


特殊な獣人族

『先祖返り』と呼ばれる希少種。

 獣人族の普段の活動スタイルが人型なのに対して獣型の獣的要素が極めて高い。

 元が獣なので変体する時に「獣化」ではなく「人化」と呼ぶこともある。

 総じて魔力量が多く、それに比例して寿命も長い。



ドワーフ族

・平均寿命200歳

(推定寿命150歳以上でドワーフ族)

・酒を飲む事によって寿命が伸びる。

・酒を飲まないと寿命が縮む。


エルフ族

・平均寿命500歳

(推定寿命300歳以上でエルフ族)

・魔力量が非常に多い。

・推定寿命1000歳以上でハイエルフ種。

・胃腸の消化吸収能力が優れておりエコ体質。

・人類種では単一最強種族。


特殊なエルフ族

エデン、ハイルング国

『魔石喰らい』と呼ばれる幼少期に魔石を摂取して後天的に寿命を伸ばすことが出来る特異体質者もいる。



ヴァニア大陸、世界樹の国

 両性のエルフ族。

『片方性』と呼ばれる特殊な施術を行い、性別を偏らせると寿命を伸ばすことが出来る。



人類以外の主な生物


【動物】

・体内に魔石がない。

・知能が低い。

※ 言語、もしくは筆談などで高度なコミュニケーションを取れない。

・血液中の魔力保有量が多い。


家畜

・城壁内で飼われている食用などの動物。

→牛、豚、鶏、羊など

※馬車馬は緊急時食用に回されることがある。


自然界(野生動物)

・魔物と弱肉強食のため独自進化をとげる。

※主に隠れるのに特化した個体が多く、肉食は毒や戦闘特化など。

・魔物に比べて数は少ない。



【魔族】

・体内に魔石がある。

・知能が高い。

※言語、筆談などでコミュニケーションを取れる。

・平均寿命はバラつきがあるが、大体長寿。

・体内に魔石はあるが、血液中にも魔力の器(砂)は存在し、人類よりは血液中の器の容量は少ない。

・魔族の重犯罪者を「悪魔」と認定し、区別する事がある。

・血液中に魔力が豊富な人類を摂取するのがエネルギー効率が良いので、人類から悪感情を向けられている。



具体例

 魔族吸血鬼種▲、竜人種、鬼人種▲、人狼種▲、サキュバス種など。



【魔物】

・体内に魔石がある。

・知能が低い。

※ 言語、もしくは筆談などで高度なコミュニケーションを取れない。

・一部を除き性格は凶暴で攻撃性が高い。

(・魔石を食べる事が出来る。)




エデン内の魔物の大まかな扱い

※城壁内で飼う魔物はテイム契約が必要。


陸路移動手段(商人)

・地竜(飛ばない小型の恐竜)


空路移動手段(医療、軍、騎士団)

医療

・城壁内は羽馬鳥(デカい鴨)。

※羽馬鳥は救急搬送に使われることが多く、色が奇抜で胸羽がフッワフワ。


人族、獣人族の軍

・城壁外中距離移動用の羽馬ペガサス

※主に伝令などに使われる事が多い。


ドワーフ族の騎士団

・城壁外長距離移動用の飛竜ワイバーン


自然界(魔物)

・進化の過程で動物と弱肉強食で勝者になる。


(具体例)

 ゴブリン族ゴブリン種→普通のゴブリン

 ゴブリン族ホフゴブリン種

 ゴブリン族オーク種

 ゴブリン族オーガ種▲

 ウルフ系 ワービースト▲

 バード系 ブラックバード

 グリズリー系

 スライム

 クラーケン▲

 ドラゴン▲


 グール△







種族分類の問題(世界協定議題)



魔物のゴブリン種進化順序


 ゴブリン

  ↓

 ホフゴブリン

  ↓

 オーク

  ↓

 オーガ→???

  ↓

 魔族吸血鬼種、鬼人種など


 魔物のゴブリンの行き着く先は一部魔族になるが、ゴブリン族オーガ種の知能はバラつきがあり、魔物と魔族の境目が曖昧(あいまい)である。

 種族学的には魔族人狼種(二足歩行)と魔物のウルフ系であるワービースト(四足歩行)は近い個体であるとされ、こちらも境目が曖昧。


 特にテイム契約、奴隷契約は名前が違うだけで同じ術式だが、法律面で所有物とするのか人権などがある程度保証される奴隷や犯罪者(人類や魔族)として扱うのかが問題点としてあげられる。

 境目が曖昧な者が殺人事件を犯した場合、賠償責任などをどうするかも問題として挙げられ、戸籍登録・管理を徹底するなどの措置を呼びかけている。世界全体でみれば戸籍登録はあまり進みは思わしくない。

 戸籍がなくても冒険者ギルド、傭兵ギルド、商業ギルド、教会などに登録すると、人権を得られる代わりに自動的に法律適応対象者となる場合がある。


(具体例)

 ヴァニア大陸の冒険者ギルドにゴブリン族オーガ種が登録。魔物の扱いから人権を得られた無国籍の冒険者となる。

 この登録したゴブリン族オーガ種が何か犯罪を犯した場合、賠償は金銭、犯罪奴隷落ちの労働刑、魔力の強制徴収刑、種族研究所の被験体などで支払う事とする。

 このゴブリン族オーガ種が仮に冒険者ギルドで未登録だった場合は魔物の扱いなので、討伐対象。殺されるか、物の扱いとしてテイム契約で縛られる事となる。



 また、人類や魔族とコミュニケーションを取れるが、法律に縛られない自然界で生きる事を望んだものは現状動物や魔物と分類している。

 高い知能を要するクラーケン、ドラゴンなどが代表例。

 クラーケンは幼体時動物(イカ)の分類だが、成体になると体内に魔石を生成し魔物(クラーケン)と分類される。後天的に体内に魔石を生成する珍しい生き物。


 元は人類であり死後にグールとなった者の扱いも世界統一出来ていない。

 ゴブリンに攫われ身体の作りを変えられた人類の扱いなどもゴブリン同様討伐対象となるか、保護するかは各国で異なる。


 蟲人族に関しても知能や種の進化のバラつきや種類が多く、分類が追いついていない。

 蟲人族の代表者である蟲人族蝶種は種族分類を『人類』としているも、現状の生活は人類、昆虫、魔族、インセクト系の魔物分類の境目が明確ではない。

 現在知能が高い者はネスト大陸にて、まとめて暮らしているが、エデンの南の小規模な島に蟲人族が住まう(本国とは別に)『ネスト大陸自治区』が存在。他の人類と少しずつ共同生活を送れないか実験段階。


(近年の犯罪例)

 種族分類が曖昧で魔族、魔物や獣人族の一部が悪魔と呼ばれていた時代で元は知能の高いグールであり、当時の法では裁けずにスライムに封印措置を施されていた『死霊王バルバロッサ』。


 長い年月を経てスライム刑罰用のボディとグール本体が融合し、変異。魔大陸から逃走。

 新種の魔族としたが、分離個体の扱いが本人(凶悪犯)なのか、ただの新種の魔族や魔物として扱うのかが問題となった。

※前例がないので分離体が本人なのか、本体から生まれた子どものような扱いなのか決めかねる。




エデンの戸籍表記について

 種族学的に重複する場合や親の種族などによって、ある程度体外的に扱う種族を選択出来る場合がある。

 また、エデンの戸籍上では一部見た目や種族特徴が似ている種族で表記する事も可能。

 その場合は種族学的な分類よりも戸籍上の表記を優先とし、対応する。


(重複の具体例)

 酒で寿命が伸びるドワーフ族が推定寿命300歳を越える場合、選択可能なのはドワーフ族とエルフ族。


(新種分類の最初の者の具体例)

 魔力量の多い地球人だが、最初の地球人が『人族』と選択したので、選択可能種族は人族、エルフ族。


 学術的には魔族鬼人種に分類され、新種なので人族を選択し戸籍上人族鬼人種としたなど。


 魔族は長年迫害を受けて来たために差別意識緩和から、人類社会で暮らすために獣人族を選択する事が多い。

 魔族人狼種、竜人種が獣人族狼種、獣人族竜人種もしくは蜥蜴種と名乗り戸籍上は表記しているなど。

 見た目は獣型のため、獣人族の希少種である先祖返りと似ている。



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