異世界転生した直後にすること!
小説初心者というか遊びです。ほかの小説みたいに分かりにくかったり巧妙な手口は持たない主人公の設定のつもりなのでだれでも書ける、そして矛盾も多いものになると思いますが読んでいただけたら幸いです。
2年前、ある早口言葉を口に出すことを法律で禁止された。その早口言葉は「カタカナ中々言えなかったな」。突然の早口言葉ブームが来た2年半前からこの言葉を言えずに噛んで死亡する例が相次いだ。国は国民の健康を守ることを目的として法律を施行した。といっても言う人が完全にいなくなった訳では無い。それでも法律が施行され始めてから1件も早口言葉での死亡事故が無くなっていた。それなのに今日僕はその早口言葉を大学生活中の合コンの遊びで言って死亡した。
…
…死んだのに思考をしている時点でお気付きだろう。僕は異世界転生した。今いるのは謎の古びた小屋の中。気がついたらここにいた。そろそろ意味の無い回想をやめて現実を見る必要があるのは重々承知だ。僕は異世界転生はいくつも見てきたしお決まりもわかっているつもりでいる。ここからはお決まりにそって確認していこう。
まずは自分の状況をもっとはっきり知るべきか…いわゆるステータスがわかればいいんだけどな。よしっ!
「ステータスオープン!」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
自分の手をみて言ってみたがなにもでない。
ステータスとかがない系の異世界か…?いや、他にも試すべきか。
「能力開示!」
・・・
「鑑定!」
・・・
「解析鑑定!」
・・・・・
でない。音も自分の声が小屋の中で反響して聞こえてくるもののみ。あと自分でわかるのはなにがあったか…
次で出なかったら諦めて村でも探すしか無さそうだな。
『アビリティ!』
(ファゥン)
「わっ!『アビリティ』が正解だったのか」
音と同時に自分の情報が目の前に現れた…が、理解に苦しむものが多かった。
年齢は13。前世では20だったから若返ったか。性別男、名前はエイトか。元々は日高英斗だったから名前だけが反映されたってことだな。あとは魔力と…
スキル、魔法、二つ名の3つの欄がある。しかしどれもよくわからない。二つ名が1番分かりやすいか…
二つ名。舌噛み転生者、元日本人、童貞…全てにおいて酷くないか?舌噛み転生者はその通りだから仕方ない。舌噛んで死んでこうなってるんだから。でも元日本人って…もう日本人じゃないのかよ。そして最後の童貞……これはよくない。よくない。よくないよね。
次はスキルか魔法。スキルの方にはLv表示がなく魔法にはある。スキルから見ていくか。
スキル欄は上からみていくか。
翻訳:日本語、英語、異世界言語
収納:魔力1を1mmとして魔力上限×魔力上限×魔力上限の容量の時間が停止した空間に生きているもの以外全て入る。
翻訳はありがたいな。大学で外国語学部に行っていたからか、英語までついている。日本語も翻訳に入っているのが少し謎だが。収納はこれは異世界転生ボーナス的なものと考えていいのか?次は魔法の欄か。これも上から見ていくか。
魔法能力:魔力Lv6、魔力自動回復Lv6、魔力吸収回復Lv6、魔力消費量減少Lv3
カタカナ魔法:子音LvMAX、母音Lv1
…魔法能力の方は魔力Lv6だと自分の魔力をLv倍してくれるらしい。魔力自動回復Lv6は自分の1分間の回復量を6倍に、魔力吸収回復Lv6は敵を倒した時に自分が回復する量を6倍に、魔力消費量減少Lv3は魔力を使用する際の消費量を2のLv乗分の1に、つまり8分の1にしてくれるらしい。
そしてカタカナ魔法か……意味もわからんし見たくもないが…見る以外に仕方がない。
カタカナ魔法はそもそもカタカナを組み合わせて魔法作れるものらしい。カタカナを組み合わせて作った単語の持つ意味と自分のイメージによって魔法が発動する。そして子音LvMAXはローマ字だとaiueo。単語を作る時にはローマ字変換した時に使用される音において子音はMAX、つまり使い放題みたいだ。そして母音はか行やさ行に使うkやsなどのこと。母音Lv1はひとつの単語において同じ母音は1つまでということらしい。だからステータスだとsute-tasuだからsとtが2回ずつ。発動しないわけだ。アビリティが発動したのはabiriteiと母音の被りがなかったからと考えてよさそうだ。魔力消費量は単語の文字が1個につき5。つまりアビリティなら5個だから消費量は25。魔力消費量減少Lv3のおかげで4にまで消費量が減っている。すごいな。魔法に関してはこんなところか。魔力は今のところ120。魔力は敵を倒した時に回復する量の半分が上限にプラスされるらしい。何はともあれ自分のことがわかってよかった。次は第1村人に出会う前に自分の能力をしっかり理解することだな。
感想やアドバイスあればお願いします。次回更新は未定です。気が向いたら書いていくつもりです。