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八つの大罪と七年戦争  作者: 月乃
無常の風にそよぐ花
18/18

~alea iacta est~

Epilogus

「ふわぁ…今何時……?」

 随分と長い夢を見ていた気がする。だがしかし、その夢が一体どういう内容のものだったのか全く思い出せない。

「うう~ん、なんだったっけ……って今もう九時!?そんなに寝てたのか俺…」

重い瞼を擦りながらつけっぱなしにしていたテレビを見ると、つい先程まで映っているはずだった夕方のお天気お姉さんはそこにはおらず、代わりに映っていたのはよく夜の報道番組で見かける男性キャスターだった。

プルルルル…プルルルル……

う~ん、だれだ?

「もしもし…」

 再び寝惚け眼を擦りながら重ったるい口を開くと、そんな俺とは正反対の凛とした声が聞こえてきた。

「もしもし、(ゆう)!母さんだけど、全くあなたったら何度電話したって出ないんだから!全く心配させないでちょうだい!!ちょっと、夢?聞いてるの?」

「あ、ああ。聞いてるよ」

母さんから電話してくるなんて珍しいな…。こりゃ長電話コースかな。

「全く、あんた今まで寝てたんじゃないでしょうね。本当にあなたっていう子は……そんな堕落しきってると……」

「あーはいはい、わかったよ。それで、急にどうしたのさ。突然電話なんて」

「あ、そうそう。あのね……」

それにしても本当に何の夢を見ていたんだろう…。

「ちょっと、夢、夢ったら」

「はいはい、聞いてるよ」

「本当でしょうね、全く…」

この、どこか心配性でついつい口煩く言ってしまう人を知っているような気がする。そんな既視感に疑問を抱きながらも、母の声に耳を澄ませているとどこか遠くで鈴の音が響いた気がした____。









































                                             ____チリンチリン。


ここまでお読み頂き有難うございます、作者の月乃です☽

ついに終わりました、最終話です。早かった!前回の後書きでも書いたのでもう何回も聞いてるよ!!と思う方もいると思いますが、何回も言いたくなるほど早かったです。七月に一話目に当たるプロローグを投稿して、はや六ヵ月。半年に及ぶ連載にお付き合い頂きありがとうございました!

プロローグのタイトルはこの物語のタイトルである『八つの大罪と七年戦争』。そのままですが、その方が分かりやすいかなと思いそうしました。ちなみにタイトルはラテン語で『八つの大罪と七年戦争』です。なぜラテン語かというと、「七つの大罪」というのはもともとキリスト教の西方教会、主にカトリック教会における用語で、そのカトリックの中のローマ・カトリックは主にラテン系の方々に信仰されているとするからです。(カトリックの中のギリシア(東方)正教は主にスラブ系の方々に信仰されているとされます)なので作中に出てくる用語はラテン語を意識するようにしました。


作品を読んで頂いた知り合いから多かった質問で「Iはなぜ“I”という名前なのか?」というのがありましたのでこの場を借りて少し説明をさせて頂きたいと思います。もう今回の旅のお話は完結したし話しても大丈夫だよね…?聞きたくなかったり、自分で推測したい方は飛ばしてください!

Iの名前には主に二つの意味があって、一つは皆さんの中でもお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが

・英語の一人称の「私」

いや、なんでここだけ英語なんだよと思われるかもそれませんが、その方が分かりやすいかなと思ったのと、もう一つの意味に合わせたからです。そのもう一つの意味は

・『虚飾』はラテン語で「irritumイリテュム」の頭文字のI

虚飾の言い方は他にもありますがこちらの方が一つ目の意味にも合わせられましたし、語感が好きだったのでこちらにしました。

どうですか?合ってましたか?

その他にもかなり細かいところまで見てくださっている方もいて、第13話の「開花と虚飾」で「霧の中でずっとさまよっていたのに、なぜ突然精霊樹の元にたどり着けたのか?」という質問も頂いたのですが、こちらは『精霊樹のことを強く想う』ということが精霊樹に辿り着ける条件の一つだったからです。夢はユウグレアの身体で『いた』のでほかの条件はパスできた、という感じですかね。ここら辺についても過去編に関係があるので、そちらを書けたらそちらで触れていきたいなと思います!


また、最終章最終話のタイトルである『alea iacta est』もラテン語です。これは古典ラテン語で『賽は投げられた』。よく聞く言葉ですよね、なんかかっこいい漫画とかで。これは紀元前の共和政ローマ期の政治家、ガイアス・ユリウス・カエサルの言葉ですが、何故最終話なのに「賽は投げられた」なのか?そして最終章のタイトルの『無常の風にそよぐ花』。無常の風とは、人の命を奪い去る無常を花を吹き散らす風に例えていう言葉なのに、その最終章最終話のタイトルが『賽は投げられた』なのか?それはこの『八つの大罪と七年戦争』がまだ終わってないからです!自分で書いといてなんですが終わりもあんなでしたしね←

そんなわけで今後も新シリーズとして書けたらいいなと思っていますので、その際はよろしくお願いします^^*


冒頭で言っていた本当の黒幕の正体や神様も今後の新シリーズで出てくる予定ですしね!黒幕や神様の正体は分かりましたか?この作中に既に出てきていますよ!また、鏡合わせになっている登場人物の方も分かりましたか?答えが気になった方は、TwitterのDMも解放していますのでお気軽に聞いてくださいね☽


今までで一番長い後書きになってしまいましたが、そろそろこの辺で終わりにしようかと思います。六ヵ月間、最後までお付き合い頂き本当にありがとうございました!趣味として始めた小説ですが沢山の方に読んで頂き本当に嬉しいです。新シリーズも連載を開始したら、またTwitterやこちらでご報告させて頂きますのでその際はまた読んで下さると泣いて喜びます!!最後になりますが本当にありがとうございました。また会えるよう頑張りますので、またお会いできるよう最後はいつもと同じ終わり方で終わりたいと思います^^*

それではまた☽


月乃 Twitter【@tsuki_Lirika508】

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