表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

あとがき





なぜあとがきを書いているのかというと、完結設定にしないまま投稿してしまったからです。

でもせっかくなので、あとがきを書かせていただきます。


この物語は100回しゃっくりをして、この世界から消えることを企てる女の子の話です。


思春期の頃は、本当にいらないプライドばかり守って生きてきました。それを守ることがかっこいいことでもあり、それがなくなると自己を保てなくなると考えていました。

どんな自分であろうと、自己を確立しなければ居場所がなくなると思っていました。

でも今では、そんなプライドを守って一体何になりたかったのだろうと思います。

結局私は、いらないプライドを無事守りきり卒業しました。しかし手元に残ったものは、そのプライドだけでした。プライドだけを抱きかかえて、逃げただけでした。居場所もなくなりました。


ただ、怖かったのです。



殻に籠っている私に届いてくる温かい声は、実は罠で、騙されて引きずりだされたら、二度と戻れなくて、この残酷な世界にころされてしまうと本気で思っていました。


でも、そんなことはありませんでした。

外に出て分かったことは、この世界は全面鏡張りだということです。


私が笑うと、世界は笑ってくれる。

私が泣くと、世界も悲しんでしまう。

私が怒ると、世界も怒りで溢れるし

私が怖がると、世界も怖がって避けていきます。



自分が触れたいと思えば、触れられる。

自分が離れたいと思えば、離れられる。


この世界の決定権は自分にあるのです。

もちろん、うまくいかないことだってあります。

鏡が割れていて、触れると血が出ることや

歪んでいて、うまく形にならないことも

たくさんあります。


それでもやっぱり、鏡です。

少なくとも私はそうやって生きていきたいです。


全部の行動に責任をもちたい。

全部の行動は自分から動きたい。


「ありがとう」には「ありがとう」と返したいです。


最近は、本当にそう思うのです。



私は優しい世界で生きたい。

だから優しい人間になりたいのです。


誰かに知られることのない優しさを、できるようになりたいです。


この物語にも、たくさんの優しさを散りばめました。

温かい気持ちになっていただければ、嬉しいです。




これからもたくさん作品を書いていきます。

読んでもらえたら嬉しいです。

ありがとうございました。


また、どこかでお会いできれば幸いです。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ